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【果物ヒストリー】シャインマスカット

近年人気の高いシャインマスカット。
10年ほど前は、あまり名前も聞かなかったですよね。
このぶどうは、2006年に品種登録された比較的新しい品種です。

ぶどうには、大きく分けて2種類あり、日本の気候では栽培しにくいですが、皮ごと食べられてマスカット特有の香りのあるヨーロッパ系の品種と、日本の気候に合っていますが、皮は厚くそのまま食べるのが難しい、ぶどうジュースを彷彿とさせる香りのアメリカ系の品種があります。

そんなアメリカ系とヨーロッパ系を掛け合わせた品種「ブドウ安芸津21号」と、ヨーロッパ系のみを掛け合わせた「白南」を交配させて作られた、ややヨーロッパ系寄りの、アメリカ系とのハイブリッドぶどうです。
中の果肉は皮と密着していますが、皮が薄く、皮ごと食べられるので、皮をむく必要がありません。
ヨーロッパ系のぶどうが多く入っているので、マスカット香が強く糖度も高い品種です。

シャインマスカットは、気候や土地の影響を受けやすいので、栽培地によって結構食感などに差が出ます。
是非好みのシャインマスカットを探してみてください。

NachuRa
pâtissier 羽佐田雄飛


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