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UI分解 Pinterest編

お久しぶりのUI分解、今回はPinterest(iOS版)のUIを考察して再構築できたら...!と思います。
それでは早速考察から!

そもそもPinterestとは

Pinterestのことを知らない方ようにざっくりまとめると、「アイデアのコレクションサービス」が一番イメージついやすいのではないかなと思います。
FaceBookやInstagramは過去形の出来事をTwitterは現在進行形の出来事を投稿しますがPinterestは未来の自分のためにストックを増やすという使い方をすることが多いかなと。
また、使い方もSNSみたいに投稿よりも検索をかけて収集するのがメインになると感じました。

Pinterestの現状と良いところ

SNSというよりもアイデア収集サービスであるため、写真からそれに似たものを検索できたり、最初の画面で住んでる国を選択してホームに出てくる画像もユーザーの心にビビッときやすいようになっていて、直感的に画像をストックできるサービスなのではないかと思います。
SNSのホームだとフォローしているユーザーの投稿を見ることができるのでフォローしている人の最新情報が届きやすいですが、新しい発見をすることは少なそうと感じる一方Pinterestのホームびはいろんなジャンルの画像が並ぶのでホームをスクロールするだけでも新しい発見があって自分の中のストックが増えそうだと感じました。

分解するにあたって重要と考えるポイント

現状の考察を踏まえて、大事にしたいポイントが「直感的」ということ。また「繋がる」「スムーズ」というポイントも交えて出来上がったUIがこちら。

今回は重要ポイントが必要と考えたホームとプロフィールのUIがメインとなりますがそれぞれのポイントをどう解釈したのか詳しくみていきましょう。

ストックするときに瞬発力は必要

まずは「直感的」という面から。冒頭の方でも記しましたが、Pinterestのサービスが未来の自分のためにストックを残すサービスなので画面をスクロールするだけで様々な情報が入ってくるのはすごく良いなと。
しかし、ただ見ているだけだとしたら本当にそのアイデアが必要となったときにあやふやな記憶を辿りながらもう1回検索してしまう羽目になってしまいそうです。
ただ、現在のUIだと画像のように1回画像の詳細ページにいかないと保存ボタンが現れないというのが瞬発力にかけて保存する気持ちが下がるのではないかと考えました。

だから、いいと思ったアイデアはなんのストレスもなく即保存(ピン)できると良いのではと考えたUIがこちら。違いがわかりやすいように従来のものと比較した画像をご覧ください。

すt画像をタップして詳細ページにいかなくても保存できるようにサムネイルの右下に保存ボタンを持ってきました。これならいいと思ったらすぐに保存することができるので保存し忘れによる再度検索等のストレスが軽減でいるのではないでしょうか。

ワード検索をもっと感覚的に

私自身大学に入学してから、デザインのストックを増やすためにPinterestをよく活用していましたが、ホームにたまたま出てきた画像と類似のものを見たいがどうやって検索したら良いのかわからないという壁に何回もぶち当たりました。現状の状態でも画像の詳細ページに類似のピンということで似ているものを紹介されていますが、保存と同様で詳細ページまでの流れがストレスなのではないかと考えました。確かにカメラから類似したものを探すという手もありますがワード検索をもっと直感的に快適にしようと思って作ったのが以下のUIです。これも現状と比較してみましょう。

従来のホームではタイトルが入っている画像もあればノータイトルの画像もあるという状態でしたが、重要なのはきっと画像のタイトルよりも画像そのものではないだろうかと思うので、今までタイトルがあったところに検索しやすいようにその画像がどのようなジャンルなのかというのがわかるタグをつけました。タグをタップすると同じタグが付いているものが検索結果として出てくるのでワード検索も直感的にできるように考えました。

ややこしくなくて素直に理解できるように

ホーム以外でプロフィールページでもワンクッションあることによってストレスになりそうと思ったのがユーザーのプロフィールページからボードをフォローするという時。まずは従来の流れがこのような感じ。

ユーザーページへいき、いいと思ったボードをタップするとフォローボタンが現れるというホームから画像を保存(ピン)する流れと同じような感じなんです。またここでの問題はストレートにボードをフォローできないということと言い回しがフォローで良いのかという点なのではないかと思います。
絵にまとまるとこんな感じ。

ユーザーに対してもボードに対しても同じ「フォロー」という言い回しをしているので一体何をフォローしているのだろうかとふと考えます。個人的にPinterestを使い始めたばかりの時はボードをフォローするときにこれはユーザーではなくボードのフォローであっているだろうかと多々考えた記憶があります。ややこしくなくて素直に理解できるようにこのように改善しました。

ボードの方をフォローではなくいいねという言い回しにすることによってややこしさを軽減しました。また、ボードの詳細ページにいかなくてもいいねをすることができるのでワンクッションをおくことによるストレスも削減できるように考えました。

興味のベクトルが近い人と繋がりやすくなれるように

ずっと「直感的」だったり「スムーズ」という観点からでしたが視点を変えて「繋がる」という面から考えてみます。
生活をしていて同じようなことに興味を持っている人から刺激を受けることも共感しあえることもよくあります。アイデアをストックする際にもやはり興味のベクトルが近しい人とたくさん繋がっているとアイデアの引き出しが多くなるのではないかと思いました。
しかし、現在のUIではSNSというよりも検索ツールとしての機能を重視しすぎている感じがしました。そこで改善したUIがこちら。

今までのUIだと自己紹介文にでもどんなことに興味があるのか書かない限り分からなかったところを、興味タグをつけることによってプロフィールをみただけで直感的に興味のベクトルを知れるのでフォローしやすく、フォローした後も収穫が多くなるのではないでしょうか。また、フォローボタンの位置も従来のUIは上すぎて押しづらかったので位置を下げてみました。

ワンクッションがなく直感的にスムーズに使えるUI

ほぼホームとプロフィールページのみの分解でしたがスムーズに使えるようにそれぞれステップを踏んで考えたので最後にそれを一連の流れにまとめました。

Pinterestは隙間時間とかにみたりすることが多いのでスピーディに使えたらより良いなと。その面でやはりワンクッションおくUIだとどうしてもストレスを感じてしまうのでスムーズに使えるように提案しました。

まとめ

一見画面デザインの新提案を考えたように見えますが、はじめに事前調査ということで必要以上にひたすらPinterestを触ってこうしたらこうなるというのを掴んでから問題点を見つけてどうやったら改善できるのかとかこうやって使えたら便利そうとかUX的なことを考えつつできるのでトレーニングになるなと。また時間を見つけて分解できたらと思います!

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