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ラッコを目指して|悲しい歴史

おはようございます、
なちこ…ではなく カピバラッコです。

こちらの記事、もう読んでくれましたか?
(なちこ加筆・おもしろいから読んで……!)


さて、何と私の提供でお送りしておりました、
『ラッコを目指して』のお時間を
お借りして特別に記事を書いております✨


第3回は、
ラッコの悲しい歴史について
学んでいきましょう!

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽

◎ラッコって実は…

ラッコって実は…

絶滅危惧種

なんです。

皆さんご存知でしたか?

ラッコは絶滅危惧IA類に分類されています。
これがどの程度深刻かというと

ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が
極めて高いもの

環境省ホームページより引用

だそうです。

こちらの絶滅危惧IA類にはラッコの他に
イリオモテヤマネコやジュゴンなどが
分類されているといえば
イメージしやすいでしょうか?

ではなぜラッコが絶滅の危惧に
瀕することになったのでしょうか?


◎なぜ絶滅危惧種に?

近年多くの生き物たちが
地球温暖化や外来種の影響で
絶滅の危機に直面していると言われています。

ではラッコも同じような理由なのでしょうか?
例えばホッキョクグマやアザラシは
温暖化の影響で氷が溶けて
住む場所がなくなってしまうという
お話を聞いたことがないでしょうか?

でもラッコはそもそも水の上に住んでいるので
氷が溶けてもあまり関係は無さそうですよね?

では外来種の影響でしょうか?
2回目のラッコの暮らし編でも勉強した通り
ラッコは上位捕食者に位置づけされます。

しかも1回目の基礎知識の回にある通り
海の上に浮かぶ体長1m以上もある哺乳類を
捕食する生き物はそうそういません。

ではエサが無くなってしまったのでしょうか?
ラッコの食事については
2回目の記事に書かれていましたね。

主な食性は貝類や甲殻類、ウニなどです。
これらは人も食べるようなものばかりなので
無くなったりしたら大変なことです。
きっとラッコの分も沢山あるに違いありません。

ではなぜ絶滅危惧種になるほどに
数を減らしてしまったのでしょうか?
その答えは

です。


◎乱獲された理由

一体どう言う意図でラッコは
乱獲されたのでしょうか?
実はこれまでの記事に理由が書かれています。

ラッコの生息地は主に寒い海の上でしたね。
そんな寒い海で哺乳類のラッコは
どのように寒さに耐えているのか。

アザラシなどは厚い皮下脂肪に守られていますが
海で暮らすようになってから歴史が浅いラッコは
まだ脂肪を貯める体になっていません。

代わりに「大量の食事」と「大量の毛」で
厳しい寒さを耐えています。

この大量の毛こそが乱獲の理由です。
ラッコの毛は哺乳類でもトップクラスの密度で
およそ8億本もあります。
毛は皮膚との間に空気の層を作って
冷たい空気や水が直接触れないように
守ってくれるのです。

そのためラッコの毛皮は
最高級の防寒具として注目され、
世界中で乱獲をされました。

本来であればラッコの体を守るための機能を
人間が横取りしたことで数を減らし、
絶滅危惧種となってしまったのです。


◎ エトピリカ基金

現在ではアメリカなどの国々で
保護活動が行われ、個体数も増加しています。
日本でも北海道浜中町の霧多布岬で
エトピリカ基金」というNPO法人が
保護活動を行なっています。

私の夢の一つでもある
ラッコと握手する」を叶えるためにも
是非とも完全復活を果たしていただきたいです。



そんなところで、
今日はここまで(((o( ˙꒳​˙ )o)))

かぴばらっこ

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