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自分の好奇心でダークサイドに落ちないために、「うまく扱う」という考え方

ーー好奇心に振り回される

これは私にとって大きな課題である。

好奇心は、度が過ぎると扱いにくくなる

友人から興味深いトピックやおもしろい人・モノなどを教えてもらうと、とにかく深く掘りたくなる。深く掘って新しい知識や考え方を発見し、感動してその世界へそっと片足を踏み入れてみたり、時には思いっきりジャンプして探検する。この覗き見欲求から生まれる探求力と行動力のおかげで直感の精度もあがり、好機をたくさん掴んできた。これらの積み重ねが「私らしさ」を形成していることも間違いない。


ただ、体力と時間を要するこの行為は、見方を変えると好奇心に振り回されている状態である。夢中になっていたことがあるのに、新しい好機を見つけてしまうとそっちも気になってしまい集中できなくなる。何を大切にしていたのか迷子になってしまうこともある。私がフラフラするせいで、周りを振り回してしまうこともしばしば。友人の疲弊した表情を見て勝手に落ち込んでしまい、好奇心を剥き出しすることが嫌になってしまう。
この課題にどう立ち向かえばいいのか。ずっと、生きてからずっと頭を抱えてきた悩みである。

好奇心を「飼い慣らす」という考え方

先月のこと。前職の役員と朝食をさせてもらう機会があり、近況報告や最近気になるトピックなどを交換した。彼は未来について考えることが大好きで、先を見据えて事業をゼロからつくるのが得意な方だ。(「未来を考えるのが好き」なところだけ一緒)。
「リアルテックに注目していて、先3年で大きく市場が動くんじゃないかな。」「今の教育現場では、私立よりも公立学校で革命が起きているらしい。」という話を聞かせてもらい、ずっとワクワクしていた。知らない話を、こうやって友人が嬉しそうに聞かせてくれるのは本当に楽しいなあと感じながら、気になることをメモしながら聞いていた。

ある程度話が終わると、「で、それらに対して何かするんですか?たとえばリアルテックの新規事業とか。」と聞いてみた。なんせ新規事業を担当している人なので、自然とそんな質問がでてきたが、「特にしないよ。今はただ興味があるだけで、もう少し、あと2年くらい眺めておくだけにするよ。」と思わぬ返答がきた。好奇心の扱い方について、私と彼とは大きな違いがありそうだった。


ここですかさず、悩みを打ち明けてみた。気になることがあるとすぐに飛びついちゃうこと。これがいい結果ももたらすこともそうじゃない時もあること。なんでも手をつけてしまい、収集がつかなくなること。「ああ、好奇心はね、飼い慣らすともっとやみつきになるよ。」とシャーロック・ホームズが言いそうなセリフをにやりとした笑みで返してくれた。

好奇対象と自分との適切な距離を測る

どういうことか。「自分の家の中」、「家から5分以内の周辺」、「散歩範囲」の3つのエリアをイメージしてほしい。

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好奇心に振り回される人は、気になるものがあるとすぐに拾って嬉しそうに家のなかに持ち帰ってしまう。好奇対象との適切な距離関係(興味度・関与度・重要度)を測ることなく家のなかにどんどん溜まっていくので、目の前に転がる(なぜ興味をもったかすら分からない、覚えていない)数多の好奇に手を伸ばすしかない。


好奇心を飼い慣らすとは、「好奇対象と自分との距離関係を考察し、適切な位置に配置すること」である。目の前に現れた好奇は、毎日気に留める(digったりactionする)ものなのか。それとも、窓から覗く(observeする)くらいのものか。散歩途中にたまに気にかける(searchする)程度でいいのか。まずは好奇を眺め、ちょうどいい距離関係を決めることから始めるといいかもしれない。

「好奇の地図」を作ってみる

今までは複数の好奇対象を俯瞰しようと試みてもどうにも難しく、それぞれを線で繋げることに時間を取られていた。きっと、家に散らばった好奇を整理することから始めないといけなかったからだろう。これからは「配置する」という思考行為を取り入れて「好奇の地図」を作り出すことができると、好奇同士の関係性が見えやすくなり新しい発見につながるかもしれない。

「好奇の地図」を描くと期待できることがもうひとつある。好奇に対して反射並に飛びついてしまう私は、「時間をかけて思考を育てる」「じっと待つ」ことが苦手である。もっとゆっくり思考したほうがいいこと、今は行動しないほうがいいことが分かっていてもじっとできないことが多い。その要因も、適切な距離を計測していないからではないかという考えにたどり着いた。「その好奇と今はどう付き合えばいいのか」を冷静に向き合えるのではないかとワクワクしている。

好奇を飼い慣らしてみよう

私は、3つの周辺域(前述した3つ)でつくる「好奇の地図」を頭のなかに用意しておくことに決めた。たまに巡回し、好奇を手にとって、自分の状態に合わせて距離関係を変えて飼い慣らしていこうと思う。

「好奇心」をどう扱えばいいのか。気づけば、2020年考えたいテーマのひとつになった。いまは「好奇の地図」を頭に描こうと思っているが、記憶力はそんなよくないのでワークシート?キット?みたいなものも作れたらいいな。

★追記:マップのテンプレート

このnoteを読んでくださったmatsumotooさんがさっそく地図を作ってくださいました😭

なるほど「プライベート / 仕事」を軸を作ってマッピングするという発想がなかった…。わかりやすくて感動してる。

テンプレートも作ってくださったので、ぜひご活用ください!


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