季節の変わり目はどこだったのか。


気づいたら長袖を、いや、厚手のニットを着ている。
かと思いきや、昼間は暑くて羽織りものにまだロンTで我慢するべきだったと後悔す日もある。衣替えしたばかりなのに。


私の1日の始まりは早い。

3時に目を覚ましゆっくり1時間〜1時間半かけて準備。
5時からアルバイト①
8時に朝ごはんを食べながら休憩して
10時からアルバイト②
16時に買物、夕飯の準備
19時からご飯、お風呂、スキンケアやらなんやらして
22時か23時に気絶するように寝る

移動手段は専ら歩きのスペシャリストなので1日1万歩近く歩く。
運動に異常なほど高い敷居を感じる自分への健康策。

だから、日々の気温や風の感触に敏感になった。

8月頃の日差しの強さは結局9月が終わるまでいたし、
なんなら今もたまぁにお目にかかる。図々しいなあ。
冬がスタンバイできないじゃん。

風の雰囲気は少し変わった。
早朝家を出る時にドアを開けた瞬間、
鼻の頭をツンと刺激する冷たさが出てきた。
まだ暗い静かな夜みたいな朝にはこの乾いた冷たさがぴったりだと思う。
寒さにはめっぽう弱くて、寒すぎて苛ついてマフラーとニット帽と手袋が手放せない程冬は戦いの時期だけど、冬の朝は何故か暗くて冷たい風が好きだ。
ほのかに眠い気持ちを一気に覚ましてくれる。


朝は寒い
昼は暑いくらいに温かい
夜は少しずつ冷える

一体今はどの季節にカテゴライズされるのだろうか。
日々の体温調節が難しい。
そう言えば秋はどんどん短くなっている気がする。


季節もそうだが、近頃は1ヶ月があっという間に過ぎている。
昔、歳を重ねるごとに時間が過ぎる速度が早く感じる様になると聞いた。
そうかあ、歳を重ねているのかあ、と思った。

目まぐるしく1日1日が過ぎているけれど、
1ヶ月の終わりに手帳を開くと
自分が毎日少しずつ記録している日記に
確かにその日一日を生きた跡が残っている。
大好きなドラマに出合えたとか、洗濯機を4回回したとか、
ずっと気になっていたコンビニスイーツに手を出したとか。

時間が経てば忘れてしまうほど些細な記憶に喜怒哀楽が蘇ってきて
過去の自分に感謝できる。ありがたいなあ。

きっと季節も知らないうちに少しずつ色を変えている。
私が忘れてしまうほどに毎日微々ながら変化しているんだなと思う。

変わった後に気づくのも
変わっていく過程に気づくのも
どっちも私次第なんだ。見逃さないでいたい。



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