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無観客の東京オリンピックから感じること

東京オリンピックど真ん中な日々を過ごしている中、今日はサッカーU24代表のスペインvs日本戦。
コロナじゃなければ、確実にスポーツバーで騒ぎながら観戦してただろうなと頭をよぎる中家で観戦してた。

結果は日本が大変惜しい試合をしながらも負けてしまったんだけど、観客がいたらどうなのかなとか考える。無観客試合についての考察は為末大さんのこちらのブログが本当に面白い。

こちらの記事では、オリンピアンをオリンピアンたらしめるものの存在こそが観客であり、選手がゾーンに入ったり、トランス状態になったりできるのも観客がいるからということを言っている。いわゆる自分が頑張れる目的として、観客の声援に応えるというのが間違いなくあるとのこと。

そして、観客がいない状況において選手は何の目的で自分の限界以上のパフォーマンスを出そうとしているのか、この本質について選手が自分と向き合うことで見えてくるのでは?という投げかけの記事。

めちゃめちゃ面白い。為末さん間違いなく天才。
スポーツに限らず誰かのために頑張れるのは間違いなくて、でもそれって実は本質的じゃないというものってあると思う。他人からの感謝って嬉しいんだけど、少しドーピング的な感じで、改めて自分が何かを必死に頑張るときの根底にある駆り立てられる何かについても考えることも大事。

男子サッカーの準決勝 スペインvs日本の試合が終わり、小一時間くらい放心状態だったが、改めて世界のトップのスペインと、ほんのちょっとの差でここまで白熱したゲームを展開してくれた日本代表に感謝したい。
そして観客がいない中での試合でスペインが勝ったのは、彼らのサッカーに対する哲学的なもの(愛とかこだわりとか歴史とかに近いのかな)が日本よりも少し勝っていたからなのかなと個人的に思った。

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