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Drバリー・ハリスを想う

今回の里帰り帰国で、2年間近くも一緒にいれなかった母、霧生トシ子とたくさん時間を過ごせたのは本当に大切な時間でした。東京では2回ライブが出来ましたが、どちらもトシ子さんがスペシャル・ゲストとなっていて、がっつりピアノ演奏していて、それを来て頂いた皆さまと一緒に聴けてその瞬間を共にできたのも、とても意味深いと思っています。

滞在中に寝起きしていた部屋はピアノのスタジオで、ここに若い頃のトシ子さんとDrバリー・ハリス氏のこの写真がありました。バリーさんもお若い!笑

そして、この部屋こそ私が小学校、中学校にここから通っていた場所であり、この帰国で最初にやったイベント、ワークショップとジャムセッションをやった旧霧生邸が生まれ育った場所でした。

私のNYでの生活、1995年に初めてアメリカに行った時からDrバリー・ハリスのワークショップに行ったのも、母トシ子さんがバリーさんに敬意を持ってジャズに取り組んでいた背景からの影響だったんだろう、とあらためて認識しました。

いま、まさにバリーさんのジャズ・クワイヤー(コーラス)でよく歌っていた「I’ll Remember April」の季節で、ライブでもこの曲を歌うと共にたくさんのかけがえのない想い出が巡りました。

このジャズという音楽はリアルで、音楽とは関係ないと思うような人生そのものが表現する人の音楽に映し出されて、その音楽の背後にある音楽に対する敬意が滲み出て、そのステージの瞬間は神聖なものになると思っています。

バリー・ハリスさんが1976年に東京で演奏したものです。ドラムスのリロイ・ウイリアムスさんは私のアルバム「リアル・ライフ」でもゲストで演奏してくれています。

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1週間、四国や神戸を廻って東京に戻って来たら葉桜がまだ残っていました。ライブの時だけでなく、いろんな瞬間にバリーさんを想い、頭の中に流れる音楽と共に心で歌い、過ごして来た2022年の春でした。

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毎日進化している渋谷の街。カタチは変わってもそこに生きる人達の魂スピリットは生きて受け継がれていきます。この景色も次にここに来る時には変わってるんだろうなぁ。

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