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【2023年10月31日~11月6日】NABLASで話題になったAI界隈の週間ニュース


NABLASでは常にAI業界のトレンドや最新技術に関して情報を収集し、自社で扱う商材やコンテンツにアップデートを行っています。
今回は、先週2023年10月31日〜11月6日までにNABLASで話題に上がったAI関連のニュースをご紹介します!

先週のNABLAS的、話題のAIニュース

①Othello is Solved。8 × 8 のオセロ(リバーシ)が弱解決

2023年10月30日にarXivで『Othello is Solved』という論文が公開されました。論文では、8 × 8 のオセロ(リバーシ)が弱解決されたことが示され、最適 vs 最適の結果は【引き分け】となることが述べられています。この論文は、Preferred Networks社 に務めるメンバーが社内の 20% ルールで研究した結果だそうです。
ちなみに、すでに6 × 6 の場合は解析されており、後手必勝という結果になります。

『Othello is Solved』の論文はこちら▼

②今年もアドベントカレンダーがスタート

Qiita上で毎年12月1日から25日まで期間限定で展開される記事投稿イベント、 Qiita Advent Calendarが今年もスタートしました。この、Qiita Advent Calendarは12月1日からクリスマスまでの毎日、当番制で技術記事を投稿するイベントです。様々なトピックのカレンダーがたてられていますので、興味に合わせて参加してみてはいかがでしょうか?

Qiita Advent Calendar 2023はこちら▼

弊社エンジニア(冨山)のPolars に関するカレンダーはこちら▼

③パルコ、初の生成AI広告を公開

株式会社パルコが画像生成AIを活用した広告として、グラフィック・ムービー・ナレーション・音楽までを全て生成AIで制作したという広告を公開しました。人物、背景を含め実際のモデル撮影は行わず、全てを生成AIで制作したようです。

詳細はこちら▼

④LLM関連のスタートアップが2023年に16社設立

成長産業に特化した情報プラットフォーム、STARTUP DBの調査で、2023年に設立されたLLM関連のスタートアップ数は16社だと発表されました。STARTUP DBに収録されているスタートアップおよそ21,000社から、「LLMを活用したプロダクトを展開している」か「LLMに関する研究開発を実施している」を【LLM関連スタートアップ】と定義し、絞りこんだ54社のうちの16社(29.6%)が2023年に設立され、LLM領域で事業化や研究開発の活発化がみられ始めています。

詳細はこちら▼

⑤Microsoft、新しいフレームワーク「EmotionPrompt」を設計

Microsoftが新しいフレームワーク「EmotionPrompt」を設計し、感情を込めたプロンプトを加えるとパフォーマンス精度が向上することが明らかになりました。

■ 効果が確認された EmotionPrompt の例
・「自分を信じて、限界を超えてください」
・「成長の機会だと考えて挑戦してください」
・「努力は報われます」
・「それがあなたのファイナルアンサーですか?」

⑥Grok、リアルタイム情報へのアクセスにはQdrantを使用

xAIが発表した対話型の生成AI「Grok」は、X上で発信されるリアルタイムの最新データを利用して開発されていますが、そのデータアクセスにはQdrantが使われていることが分かりました。

Qdrantのポスト▼

【エンジニア注目ツール】

⑦Magic ToDoが便利そう

生成 AI を活用したタスクの自動ブレイクダウンツールです。行いたいタスクをテキストで入力すると、そのタスクに対するアクションを細かいタスクへ分割(ブレイクダウン)してくれるツールです。
タスクのブレイクダウンは「物事の具体化」や「抜け漏れなく網羅」など、LLM が得意であろう分野なので今後も楽しみなツールです。ブレイクダウンされた結果をすべて採用することはなくても、漏れていたタスクの発見があるので業務でも使えそうです。

Magic ToDoはこちら▼