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ストレス | ヒステリー球と心因性発熱と性格


はじめに

この記事についてはわたしの性質や体質、主にストレスを受けた時に現れる時の状態、それを経験してきた今の状態について書いています。
過去の自分を振り返ってみるためです。


ストレスと身体

子供の頃から周りの環境や人の行動や言動に敏感でストレスを感じやすく、昨年の夏、わたしは適応障害が原因で3年半勤めた会社を辞めました。
仕事を辞めた時の事についてはまた別の記事で書きます。

昔からメンタルが弱く、高校生の頃はストレスを感じると喉が締め付けられる「ヒステリー球」という症状がでたり、アルバイト先で上司と反りが合わず思い込みすぎて一週間高熱、謂わゆる知恵熱を出したり、お腹が痛くなったり頭痛がしたり、ストレスが身体への不調で現れる事がよくありました。

ヒステリー球

ヒステリー球とは、耳鼻科領域では咽喉頭異常感症と言ってその名の通り喉がつっかえる感覚や締め付け、異物感が現れるが検査しても何も異常が見つからないものを内科領域ではヒステリー球と呼びます。
原因は人により異なるようですが、わたしの場合は強く不安感や緊張感を覚えるとこの症状が現れました。

例えば、「人前で何かを発表する」「テストの前夜」「親に叱られた時」などです。喉に何かが詰まっている違和感と締め付けられるような感覚、子供のわたしはそれを母親に訴えて病院に連れて行ってもらいました。
しかし病院で検査をしても何も見つからないので「ストレスか何かでしょうね〜」で診察は終わりました。母からは「あんたは何を考えてるのか分からない」と言われ、当時思春期のわたしは母親から突き放された感覚になったのを覚えています。まあ母も忙しいですから、イライラしたんでしょう。

熱が出る

私の場合は微熱、高熱どちらも出る時があります。
微熱の時は長くて2週間、高熱の時は長くて3日間、昼夜で体温が上がったり下がったりします。
はじめてこの体質がわかったのは、専門学校卒業後アルバイトしていたアパレルショップの店長と相性が悪く、シフトが同じ日は憂鬱で仕方なかったあの頃。生理でもないのに微熱っぽさが続いていたので最寄りの内科・心療内科に行ってみました。80歳くらいのおじいさん先生は風邪ではないとのことで心身症として漢方薬を処方されました。
数年後、就職した会社でもまたもや人間関係でのストレスが降りかかりました。お世話になっていた先輩が裏では私のやっかみを言っていたのを聞いてしまい、終いにはボーナスを私はもらう権利がないなどと直接言ってきたり、それはもうストレス!ストレス!の毎日でした。

年末年始に向け忙しくなってくる季節(コロナ前の話です)、38度ほどの発熱で会社を休みました。熱は3日経っても下がらず、数年前の出来事を思い出しまた内科・心療内科に向かいました。診断では心因性発熱ということでまたもやストレスにやられてしまいました。
熱が下がらず、倦怠感や頭痛も引き起こしてたので会社には5日間ほど行けず、専務からはこれ以上休むなら診断書をもらってこいと言われたので提出し渋々納得してもらいました。

人間関係で悩んでいたのと、ちょうど知人から仕事を紹介されていたのでその体調不良をきっかけに転職を決めました。


理想と現実のギャップに悩む

元々人見知りで物をはっきりと言えない性格だったのもあり、本意とは違う周りに合わせた発言や行動をするようになり、我慢することで自分を押し付けていたような気がします。

そんな弱っちい性格なのに、人には良く見られたい、失敗したくないという思いも大きく、友人の前では面白い人と思われたくておちゃらけたり、学校では学級委員をしてみたり、家族の前では格好をつけてクールを気取っていました。
その理想と現実のギャップがさらにストレスになり、ストレス耐性弱々人間が出来上がっていきました。

もっと素直になるのだ

今振り返ってみると、自分の器量を超えたことをやったり、よく見せようと頑張ったりする行動って何故だろうと考えると、「人から嫌われたくない」「ダサいと思われたくない」という気持ちからなんだろうなと。
人はそんなに自分のことを気にしていないし、大体の人間は結構優しい。

もっと素直に思ったことを言っていいし、「相手を傷つけないために言わない」ではなく「相手のために言う」をできるようになってきたのが最近です。もっと早く気付け〜。

菩薩になる

20代後半、独身。
まだまだ人生は長く、いろんな良いこと悪いことが起こるだろう。
適応障害を乗り越え、今は心身ともに健康だなと思える日が続いています。不眠症気味なのはまだありますが、あの頃に比べればヘッチャラです。毎日眠れていますから。

敏感なことには変わりないので、これは性質だからしょうがない。
もし何か嫌だなと感じたら、菩薩になり慈愛の精神で物事を見て、なんてちっぽけなんでしょう〜!と心の中で唱えています。
物理的に距離を取れるならそれが一番効果的ですね。


長くなってしまいました、ここまで読んできただきありがとうございます。
書いてみて「過去の自分怯えすぎだろ〜笑」ってなってました。
この記事が自分と同じような人に届けば幸いです。


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