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DO(何をするか)ではなくBE(そこにいること)の価値

「僕の価値は、DO(何をするか)ではなくBE(そこにいること)」と、その人はいった。超メガベンチャーを創業期から支えている人。

「スタートアップには、ビジョンしかない。そして成長すると、しばしばルーツを見失う。北極星のように、そこにいる人間がいれば、たとえ真逆の方向に一瞬行ったとしても、そこは遊び場の北限に過ぎない」と。

めっちゃくちゃ興味深いと思った。
(ちなみに、DOでもめちゃめちゃ成果を出してる人です)

合理的に考えたなら、BEの人なんていらない。北極星のように、いるだけの人など。

けど、その人は必要なのだ。なぜなら、会社には存在するための拠りどころが必要だから。

合理性を追求したなら、企業のゴーイングコンサーン(継続企業の前提)だって無駄じゃないでしょうか。プロジェクトごとに、集まっては解散した方が、効率がいいに決まってる。

だけど、DOじゃなくて、BEに価値があるからこそ、企業は永続性を求めるのであり、それを前提とした資本主義市場があるはずで。

言い換えれば、資本主義の前提に、非合理が内包されているわけで、これも面白い。組織のわいがやも、毛づくろいも、永続のための条件で。そこに、なんとなくBEの人がいる。それを意識する人がいた時、めちゃめちゃ強い組織2.0になる(かもしれない)

#ベンチャー #組織 #資本主義

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