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【読書コラム】まとめ

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読書コラムまとめ
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#最近の学び

【読書コラム】5年ぶりの新刊! 凄いことになっていた! しんどいときに本当とか嘘と…

 2018年の連載開始時、「このまんがに、無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。」のキ…

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【読書コラム】発展していく未来に自分の居場所を見出せないから、過去に希望を求め始…

 タイトルに惹かれて本を買うことが多い。最近だと、Xのタイムラインに流れてきた木澤佐登志…

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【読書コラム】ラスト1行が衝撃過ぎて、思わず「あっ!」と声が漏れてしまった「忘れ…

 今度、日本の自然主義文学について話す機会があるので、いろいろと代表的な作品を読み込んで…

綾野つづみ
12日前
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【読書コラム】愛する人になにをあげることができるのか? - 『おおきな木』シェル・…

 わたしは幼少期、読み聞かせをあまりしてもらわなかったし、そもそも字を読めるようになるの…

綾野つづみ
2週間前
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【読書コラム】沖縄の戦争と戦後を21歳が膨大な知識でポップに描く意欲作! - 『月ぬ…

 大学時代の友だちとやっている恒例のzoom読書会が今月もあった。課題図書は豊永浩平さんの『…

綾野つづみ
3週間前
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【読書コラム】この本を知らずに生きてきた自分が信じられない! 中国文学をもっと読…

 先日、中国にルーツがある友だちとどんな本を読んできたかという話をする中で、『結婚狂詩曲…

綾野つづみ
3週間前
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【読書コラム】あえてドストエフスキーの短編を読んでみな! 頭おかし過ぎて飛ぶぞ! - 『可笑しな人間の夢/ボボーク』フョードル・ドストエフスキー (著), 西周成 (編集, 翻訳)

 先日、この人生で読むことがないと思っていたトルストイの『戦争と平和』を読み切ったという記事を投稿した。  きっかけは今月、トルストイとドストエフスキーについて話す機会を頂いたから。スライドを作っていく過程で、それぞれの代表作を読んでいかなきゃなぁと頑張っていたのだ。  その中でドストエフスキーの短編が凄いという情報を手に入れた。『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』を読み、神なき世界でいかに人間たり得るかの苦悩に心を打たれ、すっかり長編小説の人だと思い込んでいたので、ちょっ

【読書コラム】子ども向けと侮るなかれ! 本格ミステリーの面白さが見事に詰まった最…

 読書感想文の書き方について教えたとき、子どもたちから面白いと紹介してもらった本が気にな…

綾野つづみ
1か月前
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【読書コラム】この人生では読み切れないと思っていた『戦争と平和』をついに読み切っ…

 高校生の頃、授業を聞くのが退屈過ぎて、いつも電子辞書ばかり見ていた。スマホが普及する前…

綾野つづみ
1か月前
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【読書コラム】あんだけ一緒にいたかったのに、いざ、くっつくと苦しくて、だけど離れ…

 毎月恒例、大学時代の友だちとやっているzoom読書会があった。今回の課題本は芥川賞候補にな…

綾野つづみ
1か月前
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【読書コラム】わたしは肉を食べているけれど、功利主義の立場から動物の権利を認めた…

 死ぬまでに読んでおかなきゃいけない本がいくつもある。時間がなかったり、気力がなかったり…

綾野つづみ
1か月前
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【読書コラム】誰も自分が差別をしているとは思っていないから - 『差別はたいてい悪…

 差別がいけないことであるとみんな知っている。なのに差別がなくならないのはなぜなのだろう…

綾野つづみ
2か月前
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【読書コラム】愛し愛され、憎み憎まれ、いろいろあって日本人は犬と一緒に生きてきた…

 最近、ずっと人間と動物の関係について考えている。  もともとは日本の社会福祉のあり方を…

綾野つづみ
2か月前
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【読書コラム】自分が犯人だったらと考えるだけで世界は違って見えてくる - 『子どもは「この場所」で襲われる』小宮信夫(著)

 SNSで『子どもは「この場所」で襲われる』という本がバズっていた。こういうとき、電子書籍はありがたい。サクッと買えて、サクッと読めた。  タイトル通り、子どもが犯罪被害にあった場所に注目して解説しているだけなんだけど、目から鱗が落ちる事実がたくさん載っていた。  著者の小宮信夫先生は犯罪学者として、日本の防犯教育が「不審者に気をつけろ」と教えている点を問題視していた。言われてみれば当たり前だけど、犯人らしい姿をしている犯人なんているわけがないのだから。  逆に、見た目