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しゃがれた声をチェンジ!

「心理的安全性」と聞くと、思い出すことがあります。

ベストなチームは、リーダーで決まるのではと思っていた私の概念を見事に覆してくれたことがありました。

数年前にあるプロジェクトを遂行するために、外部の制作会社と一緒に半年間チームを組み、私はスケジュール管理や関係各所との調整を担当することになりました。社内通知とともに、制作会社に1日数回電話することも。念を押しての連絡も多々あり、忙しい業務の中での対応は大変だったかと思います。しかし、その担当者と上司はいつも丁寧に明るい声で対応してくれました。

ある日、ふと気になって担当者に聞いたことがあります。
「疲れている時は、声が沈んで暗くなりませんか?」
「確かに以前はそういう時がありましたが、今は意識的に声を上げるようにしています」
なぜですかと理由を尋ねると、暗い声やしゃがれた声で話すと相手に心配をかけ、マイナスイメージとなるということがわかったから。

「声で仕事が変わるわけではないですが、明るい声で話すと社内の雰囲気がやわらかくなりました」と担当者は恥ずかしそうに笑顔で話してくれました。

これが心理的安全性と言っていいかわかりませんが、雰囲気がやわらかくなるのは、元々の仲の良さや上司のリーダーシップだけでなく、ちょっとした工夫かもしれません。例に挙げた制作会社のようにちょっとしたことを取り入れる。1つ注意するとすれば、その会社に合ったことを取り入れることでしょうか。

制作会社のやわらかい雰囲気が伝わり、おつき合いをさせていただいた私も雰囲気が和らいで気持ち良く仕事が進んだことは言うまでもありません。

書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~