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カミナシを卒業しました

こんにちは、カミナシでこれまで、UXデザイナー、UXリサーチャー、プロダクトマネージャーをやっていた渡邊です!

タイトルにある通り、6月末でカミナシを卒業しました。
カミナシには2021年の9月にジョインし、これまで約2年お世話になりました。

当時ジョインしたばかりの頃のnoteを見て時間が経つの早いなと感じました。

今回は初の退職エントリを書いて、締めくくっていこうと思います。
(内容がちょっとエモエモなので恥ずかしいですが)


カミナシはどういう会社か

カミナシは日本の労働人口のうち、約半数の「ノンデスクワーク」領域にオールインワンワークスペースとしてプロダクト提供するスタートアップです。

具体的には製造業をはじめとする現場の方々に向けたプロダクトを開発しています。実際の現場では想像以上にデジタル化は進んでおらず、紙の業務も多い現状です。この領域にプロダクトとして課題解決できるのは、個人的にはかなり意義があると思っています。

最近の規模としては100名ほどになっており、今年の3月にはシリーズBを調達し日々成長している会社です。

私はカミナシに入る前は、ミャンマーでデザインのクライアントワーク事業をやっていたのですが、クライアントへのデザイン納品で終わり。ではなく、自分たちのプロダクトを育てていきたいと思うようになっていったことをきっかけに、カオスで泥臭く、カルチャーフィットする環境としてカミナシにジョインしました。

約2年働いてみて

そんなカミナシで約2年ほど働いてみた感想としては、「またいつか戻りたい」です笑
(せっかくの記事なのでもう少し掘り下げて書きます)

それくらいカミナシではスピード感ある日々の中、幸いにもたくさんの人と一緒に働く機会がありました。

カミナシでやってきたことを棚下ろすと

  • 新規プロダクトのUXデザイン

  • 新規事業のリサーチ

  • UXリサーチの仕組み化

  • 既存プロダクトの改善

  • デザインシステムの開発

などなど、プロダクトをやりたかった自分としては色々なことに挑戦させてもらいました。ミャンマーではデザイナーだった私が、プロダクトマネジメントのイロハを学ぶことができたのは、本当にとんでもなく貴重な経験だったと感謝しています。

また私はジョインしてから半年後あたりからベトナムに移住し、フルリモートで参加していましたが、物理的な距離感を感じないオープンでフレンドリーなカルチャーにも助けられました。

カミナシには「全開オープン」というバリューがありますが、これは本当に浸透しているカルチャーでコミュニケーションが非常にとりやすい環境でした。

卒業する際も多くの方々から温かいメッセージをもらい、結局「誰と働くのか」がめちゃくちゃ大切だなとしみじみ感じました。(またカミナシの人たちと働きたい!)

色々と思い出すと、まだまだ書けそうなのですが長くなりそうなので、気になる人は是非一緒に飲みに行ってください笑

今後は何をするか

今後の話の前に、少しカミナシにジョインする当時まで遡って全開オープンで書いてみます。

私は、カミナシにジョインした時はまだミャンマーにいました。
当時はミャンマーの軍事クーデターの影響で、ミャンマー国内が危ない状況でした。そんな中でカミナシにジョインし、日本に住むという選択肢を考えていました。

ミャンマーで当時住んでいたアパートの隣のビルが爆破されるという、命の危険もあったため、ある意味避難する目的もありました。

ただ日本にいざ帰ってみると、ミャンマーで成し遂げられなかったことや、海外に行った目的や覚悟などがフラッシュバックするようになり「もう少し東南アジアで何かやれたのではないか」と考えるようになりました。

ただそれ以前に、自分自身があまりにも未熟だったためカミナシで成長していきたいと考えていました。

ところが、カミナシにジョインして半年後あたりにベトナムへ移住するという機会がありました。

これには正直とても悩みました。

日本に住む(カミナシという最高の環境で働ける) vs ベトナムに住む(仕事はどうなるかわからない)という選択になりました。この選択で人生が大きく変わると感じました。
目の前にくっきりと左右への分かれ道があるのを感じました。


結果、「ベトナムに住む」を選びました。
(カミナシはフルリモートで働くという特殊な働き方も容認していただきました)
ベトナムに住むことにした理由は、正直大した理由はないのですが、あらゆることを論理的に考え尽くした後、最後に感情的に「一回行ってみよ」という好奇心で選択しました。

しかし、ベトナムに住んで旅行感覚も抜けた頃に、あの日本でのフラッシュバックがまた襲ってきました。
「You は何しにベトナムに?」という問いが頭の中に響いていました。

日本の現場ユーザーの体験をベトナムでつくるという、矛盾を抱えていました。日本にいるメンバーはガンガン現場へ行き、一次情報を持って解像度高くプロダクト開発をしているのに対して、自分自身は遠方から二次情報をベースに開発するというスタイルで、プロダクトの手触り感を感じなくなっていました。
このままではカミナシのスピード感に影響してしまうと感じました。

そして、ベトナムでも無数のバイクが道を埋め尽くしているのを見ながら、この人たちのために何かできることはないのか、と考えていました。

これらの理由からカミナシの卒業を決めました。

そして今後の話ですが、ベトナムで働くことにしました。

今年の8月から株式会社ギフティのベトナム法人でプロダクトマネージャーとして働く予定です。

ベトナム法人はまだまだ立ち上げ段階で、組織をつくるという部分から取り組んでいきます。

カミナシで学んだことをフルに活かして日々頑張っていこうと思っています。ベトナムにいる方、ベトナムに来られる方、これからよろしくお願いします!

さいごに

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

またカミナシの皆さん、今まで本当にありがとうございました。
カミナシのプロダクトはこれからもウォッチしていきます。日本に帰った時、また一緒に飲みに行ってください笑

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