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私のチーム戦術

設備設計ってご存じですか?
建築の世界では、設計は
意匠設計・構造設計・設備設計があります。

例えば意匠設計は建物の外観や間取りなどのことで、構造設計は建物の柱や梁などを中心とした強度に関する設計です。

設備設計は、トイレ、エアコン、換気、照明、電気などの設備に関する設計です。
皆さんはトイレの無い部屋に住みたいですか?夏にエアコンの効かない部屋に住みたいですか?そう考えると設備設計の重要性は理解してもらえると思います。

私の部署には設備設計をするメンバーがいます。具体的には照明設計です。
「照明設計って何するの?」と思われる方も多いと思います。
簡単に説明すると、「空間に適した照明を選定し、適切な位置に配置する」
これだけです。

「何だ、それだけか」とあなたは思ったかもしれません。しかし、照明設計によって空間の雰囲気はガラリと変わります。
 例えばスーパーですと、「本日の特売品」なんかが目立つように光を当て集客に役立てます。また、居酒屋や高級レストランなどは照明を目立たせず必要な場所のみに光を当てています。

そんな空間にとって大切な照明設計ですが、照明設計は一般的に必要とされる場面が少なく、価値を感じにくい技術です。

私の会社は建築関係の販売会社です。照明も販売しており、もっと付加価値を高めたいと照明設計をはじめました。ところが照明設計を始めてみると業務負担の割に数字になりません。

「どうやったら付加価値を高められるか?」「どうやったら生産性を高められるか?」これが照明設計の喫緊の課題。みなさんならどうやったら良いと思いますか?

私の答えは工事・電気設計・空調換気設計と組み合わせる事。
私は、電気設計・空調換気設計を少しなら出来る。私一人ではどうにもならないが、人数を増やして少しずつ規模を大きくしていけば良いのではないだろうか?

また、工事に関しては電気・電気通信・管工事いずれも対応できる。

それぞれ単体だと力不足かもしれないが、
複数のスキルを掛け合わせると
他にはない強みになると思う。

以前、照明設計のメンバーが言っていた。「提案したプランが採用された時が一番楽しい」私も全く同感だ。
自分のスキルが求められ、感謝される仕事は何より楽しい。それが仕事を夢中にさせるのだ。そんな体験をチームで味わえたら最高だ。

私が考えるスキルの組み合わせは正解ではないかもしれない。上手く行かない事も多いと思う。それでもまずは行動し、賛同してもらえるお客様を増やし、上手く行かなかったら改善し、より良いチームにして行きたい。

それが私が現在、やりたい事です。




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