腰痛がやってきた ~真夏の朝の悪夢~

それは、2019年7月の蒸し暑い夏の夜の事。
実は、私は夏が一番忙しい、氷屋さんみたいな(でも氷屋さんじゃないですよ 笑)職人的な仕事をしているんですが、仕事中に床にあった二段の低い脚立を何気なくまたいだ時、

「ん??」

軽ーく腰に衝撃がありました。でもその時は「痛み」というより「違和感」くらいな感じでした。
かつてノムさんがテレビで
「最近のピッチャーはみんな違和感、違和感てすぐ言うけどさあ、違和感って...なにかねえ」
あの名調子でボヤいてたのを思い出しました。
まさにその「違和感」だったのです。決して「痛い」わけではない「違和感」...

翌朝...

目が覚めて、起き上がろうとした瞬間、それはやってきました。
「ん?何?何? ア!ア!アーーーーーー!」
今まで経験したことない激痛。悶絶しながら四つん這いで畳を這いつくばり、壁をつたって、起き上がることはなんとかできるものの、なにかにつかまらないと立っていられない、靴下も履けない

なにこれ?ぎっくり腰?

かくして腰痛との闘いが始まりました。まさかこんな長い長い闘いになるとはつゆ知らず。

それからというもの、いつもお世話になってる近所のイケメン先生の整骨院、中学校時代にお世話になった整体治療院、五十肩を治してもらった接骨院、ボウリング仲間さんが紹介してくれた先生、近所の整形外科...
どこへ行っても、その時は、痛みは軽減するものの、すぐまた激痛!の繰り返し。(あ、決して施術が悪いわけではありません。先生方の名誉のために)

それでもそんなことを繰り返しているうちに、お盆の頃にはボウリングもランニングも少しずつ再開できるくらいに回復したものの、またふとした瞬間に激痛。
10月にはもうすっかりよくなり、ラグビーのW杯(日本戦じゃないけど 笑)も観戦にも行きました。よし!これで完治!...
と思いきや、それでもまたぶり返す腰痛...

発症から4カ月経った11月。
ついに起き上がることもできなくなり、床を這ってトイレに行くものの、用を足すのがやっと。パンツがあげられず、トイレの外で半ケツ姿で倒れてる姿を母親に見られ
「あんた何やってんの!」
なんてツッコミ入れられるも、笑えず悶絶...
お笑い芸人ならさぞかし「おいしい瞬間」だったに違いありません(笑)
治療に行くにも杖無しでは歩けず、ゴルフのアイアンを杖にして歩く姿は異様だったに違いありません。

腰痛発症当初はまさかそんなに長引くとは全く思わず、9月には本格的にランニング再開できると思っていたのが、11月のぐんまマラソンは泣く泣くDNS。
こうなると、12月の恒例のNAHAマラソンも危ない...一気に不安になってきました。
後述しますが、NAHAマラソンという大会が僕にとってはとても大切な大会だったからです。

「椎間板ヘルニアになると足が痺れる」という若干の知識もありました。診てもらった先生からも何度も「足痺れない?」と聞かれました。
足の痺れは微塵もない。骨というより背骨の両サイドの筋肉が固まって痛い。よってヘルニアではないだろうと痛いながらも勝手に自己診断してました。
ヘルニア=危険な手術という図式が頭にあったので、ヘルニアではないという風に思いたかったのかもしれません。

そしてもう秋も深まった11月中旬、ついにギックリ腰じゃない事が判明するのです。


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