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役立て方が見つからない特技しかない

何の役にも立たないけれど、多肉植物を増やすのが得意だ。
相性のいい品種とそうでないものがあるけれど、うまくいくと1鉢買ってきた植物が、2~3年で40~50鉢くらいまで増えていたりする。
(たぶん細かく増やそうとすると、もっと増やせそう)
私と相性がいいのか、それとも置いていた環境が合っていたのかは定かではないけれど「私と合ってたんだな~」と思うことにしている。

あまりにも増えるので、売れないものかと考えてみたけれど、面倒になって止めた。
今や多肉植物は100円ショップでも買えるし、私が育てているのは珍しい品種でもなんでもない。
ときどき親戚・友人に里子に出すくらいなので、年々増え続けている。

積極的に増やすつもりはなくても、葉が混んできたり鉢が小さくなってくると手入れをする。その作業の中で、どうしても増えてしまう。
ただ、雪国に住んでいるので、冬場の冷え込みが激しいと凍ってしまうものもいる。
もちろん室内に退避させているし、断熱材で取り囲み、時にはラックの下に湯たんぽなどを置いたりもしているけれど、ダメなときはダメだ。
これも自然の淘汰だろう、と諦めることにしている。
あまりにも増え続けるのを不安に思ったこともあったけれど、まあなるようになるでしょう。

ひとつ心配なことといえば、私が死んだ場合の植物たちの行方だ。
私の予定では40年くらい先のことだけれど。
それまで植物を育て続けているだろうか?
もし育て続けて鉢も増え続けていたら、お葬式に来てくれた人に渡せたらいいのに。
私は友達が少ないから、たぶんそれぞれ10鉢以上持ってってもらっても余ると思う。


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