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大切な人の「1番」を決めづらいけど決めてみた

なんでも1番を決めるのは難しい。
それでもあえて1番を決めるなら、大切な人の1番は同居していた祖母だ。

共働きの両親に代わって面倒をみてくれていた祖母。
保育園から小学校にかけては特に祖母との思い出が多い。
家の手伝いを通して家事や畑仕事を教えてくれたのも祖母だ。
高校を卒業して実家を離れてからも、帰ると誰よりも喜んでくれたのも祖母だった。
とにかく厳しかったし怖かったけど、おかげで学んだことも多いと思う。

一緒にいる時間が長かったこともあって、私は完全におばあちゃん子だ。
実家に帰省するときのお土産も「祖母が好むかどうか」が判断基準だった。

晩年は、在宅介護を経て施設へ入り、入院してそのまま病院で亡くなった。
その頃には私もまた実家にいたので、できるだけ手を貸した。
認知症になり、もともとの性格とは変わってしまったところも多かったけど、それも含め間近で見られたことで、この先の両親の老後についての覚悟も決まった。

祖母にもし会えるなら、伝えたい言葉は「ありがとう」しか浮かばない。
どこかに死後の世界があるならば、幸せに楽しく過ごしていて欲しいと思う。


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