他人と比べてしまう理由～私の場合～

「他人と比べても、ロクなことがないよね」
「そうは思ってもさ、どうしても気になっちゃうときあるよね」
そんな話をしていたときのことだった。

「比べるなら昨日の自分って、頭ではわかっているんだけどねーーーーー」
そう言って友人は、ファミレスのテーブルに突っ伏した。

いわゆるインフルエンサーとして活躍している友人と、ライターの端くれとして活動している私。
ジャンルは違えど、悩んだりつまずいたりするポイントが似ている。
これは私と友人の考え方が似ているというよりは、他人に向けて何かを発信している人がみんな一度は通る道なのかもしれない。

彼女も私も、自分の発信の参考にするために他人のアカウントをチェックすることが多い。
そうすると、上をみればどこまでも先を走る人の背中がはるか遠くに見えて、自分なんて……と思ってしまう。
自分より後から始めた人がすごい勢いで走り抜けていって、あっという間に追い越されてしまうことだって少なくない。
しかもSNSのフォロワー数や月商など、明確な数字で自分との差を見せつけられるから、逃げ場がないように感じる。

でも。
これはあくまでも私の場合なんだけれども、他人の数字や動向が気になるときって「自分に集中できていないとき」だ。
自分が「これをやる」「何が何でも達成する」って決めて行動に移しているときって、他人のことを気にしてる暇なんてない。
もちろん成功している人は何をしているのかチェックしたりはするけれど「あの人はこんなに成功しているのに、自分は……」とか、そういった考えに至らない。
「じゃあ自分はこうしよう！」
そう考えて行動していける。

だから最近私が「～～～～さんはうまくいっているのに、それに比べて自分は～～～～」ってうだうだと悩んでいたのは、自分に集中できていない証拠。
そうとわかったら、原因をつきとめるためのセルフミーティングだ！