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キングダム・鬼滅の刃に学ぶ、読まれるnoteの書き方

キングダムや鬼滅の刃などの大ヒット漫画から、「読まれるnote」を書くためのヒントが見つかりました!肩の力を抜いて、のんびりとお読みください。

大ヒット漫画に共通する「あること」が、ライティングにも応用できる

突然ですが問題です!
『キングダム』『鬼滅の刃』『ワンピース』。これら大ヒット漫画の共通点はなんでしょう?






♪シンキング タイム♪




はい正解は、

「何の話か一言で説明できる」 です。

  • 『キングダム』は、信が大将軍を目指す話

  • 『鬼滅の刃』は、悪い鬼を倒す話

  • 『ワンピース』は、ルフィが海賊王を目指す話

いずれもとってもシンプルで、一言で説明できますよね。

これら大ヒット漫画は、個々のエピソードはけっこう難解なものあるのですが、話の大きな筋はとてもシンプルなので、読者は読みやすく理解しやすく、また興味をひきやすいのです。

長い連載であっても、「信は大将軍になれるだろうか」とか、「海賊王にはどうやってなるんだろう」など、話の大筋がシンプルゆえに興味を持続しやすいですよね。

大ヒット漫画の共通点である「何の話か一言で説明できる」は、noteのようなテキストコンテンツにおいてもとても重要です。漫画のように絵で話を伝えられない分、漫画以上に重要かもしれません。

「何の話か」がわからないと、読む気になれない

情報にあふれている現在、読者は何の話かわからないコンテンツをわざわざ読んでくれません。

例えば経営者のインタビュー記事があったとして。
記事タイトルが「社長インタビュー」。序文が「社長にインタビューしました」だとしたら。

記事タイトル:社長インタビュー
序文:社長にインタビューしました

これでは何の話かわからない

読者からすれば、これでは何の話かまったくわからず、読みたいと思えません。その社長のファンであれば別でしょうが、そうでもなければこの記事を読みたいとは思えないでしょう。

そのインタビュー記事の内容がどんなによくても、「何の話かわからない」ことが理由で読まれないのです。これはあまりにもったいない。

何の話かわからないコンテンツは、読者にとってはおもしろいとかつまらない以前の、「興味を持てない」存在なのです。

記事タイトルで「何の話か」を明確にする

読者に「何の話か」をわかってもらうには、記事タイトルがもっとも重要です。タイトルの時点で「何の話かわからない」と思われてしまっては、記事を開いてもらえませんから。

記事タイトルで、「何の話か」が伝わり、なおかつ読者の興味を惹けると最高ですね。
「興味を惹く記事タイトル」と言われると難しく感じますが、「何の話かわかる記事タイトル」であればできそうな気がしてきますよね。タイトルづけに悩む方は、「何の話かわかるか」の視点から考えてみてはいかがでしょう。

先ほど出した、「経営者インタビュー」のテーマで、わたしが書いた記事の例をふたつほど挙げてみます。

社長が日報を毎日読んでる話

出戻りを歓迎している話

いずれも、何の話かが一目でわかるようにしたつもりです。
これなら、記事タイトル「社長インタビュー」では読む気が起きなかった読者も、興味を持ってもらえるかもしれません。

「何の話か」を一言で説明できないときは、企画を見直す

ここまで、「何の話かを一言で説明するのが大事」という話をしてきました。
しかし、広報コンテンツの編集・ライティングをしていると、記事を一言では説明できなくなるときってありませんか?わたしはあります。

先の社長インタビューで例えるなら、「社長が創業のきっかけと会社のビジョンと出戻り社員と毎日のルーティンについて話す記事です」みたいになってしまうとき。
想いがあふれて、伝えたいことが渋滞してしまうんですよね。わたしもよくあります。

でも、先に述べたとおり読者にとっては「何の話かわからない」記事は読みたいと思えません。何の話か一言で説明できないときは、記事の企画自体を見直した方がいいかもしれませんね。

冒頭で挙げた3つの大ヒット漫画では、個別のエピソードも一言で説明できて、なおかつひとつのエピソード内ではほとんど横道にそれないんですよね。

  • 『キングダム』合従軍編・・・秦が複数の国に侵略されてピンチ

  • 『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編・・・新しく刀を打ってもらうときに里が襲われてピンチ

  • 『ワンピース』空島編・・・空島でお宝を探す

例えば『キングダム』では秦王 政と呂不韋の政争はとても重要ですが、合従軍編の途中にその話はしないわけです。横道にそれないからこそ何の話かわかりやすく、読者にとってもわかりやすく読みやすい漫画となっています。

あれもこれも伝えたい!と話題が渋滞してしまうときは、「今回の記事はたくさん伝えたいことのうちのひとつ、○○編だ」と、長編漫画のエピソードのように頭を切り替えてみるといいかもしれません。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
大ヒット漫画に共通する「何の話か一言で説明できる」は、noteなどテキストコンテンツ作りにも活かせそうです。

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