リモートワークではなぜ「書く力」が重要になるのか整理してみた
今後ますます「書く力」が重要になると感じているので、その理由を整理してみました。
話しの前提として下記を想定しています。
【前提】
・今後リモートワークが広まり、当たり前になる
・特別な理由がなければ直接顔を合わせてコミュニケーションする機会は少なくなる
口頭でカバーしづらくなる
リモートワークが普及して遠隔で仕事をするようになると、社員どうしの主なコミュニケーション手段が Slack などのテキストチャットになります。
そうなると、テキストで過不足なく意図を伝える力が重要です。
これまでは、テキストチャットが多少苦手でも口頭でのコミュニケーションでカバーできていたかもしれませんが、今後は難しくなります。
また、社員どうしだけではなく顧客や取引先とテキストチャットでやり取りすることも増えると思います。顧客とのテキストチャットでは、社員どうしだから成立していた文脈に依存したコミュニケーションは通用しなくなるので、テキストで過不足なく意図を伝える力は今後ますます重要になることと思います。
ドキュメントに残す重要性が高まる
上述したテキストチャットは日常的な会話に近いコミュニケーションとしての「書く力」の話でした。
次はドキュメントに残す、文書としての「書く力」の話です。
上述のとおり、リモートワーク下では口頭や雰囲気でカバーすることが難しくなるので、これまで以上に文書・ドキュメントで記録を残す重要性が高まります。
・何かの議論をするために、その議論の前提をそろえるためのドキュメント
・議論で何かを決めたとき、決めたことを共有するためのドキュメント
これらを分かりやすくスピーディに書く力が、仕事を円滑にすることに直結します。
先日参加した下記のウェビナーでも、「話したほうが早い、というのは中長期的にみれば遅い」という話が出てきました。確かに、同じ話を口頭で何度もするようであれば最初に手間をかけてドキュメントに残したほうが早いですね。
営業・マーケティング手段になる
今後は、自社だけでなく顧客や営業先の社員もオフィスにいないケースが増えることが予想されます。
その場合、先方のオフィスに営業電話をしても担当者が電話をとることはできません。電話という強力な営業手段が使えないので、ウェビナー等の代替手段を考える必要があります。代替手段のうちの1つがブログ等で自社サービスの有用性や世界観を語ること、です。
即効性のある施策ではありませんし、会社やサービスによって向き不向きがあるので必須スキルとは言えないかもしれませんが、「書ける」ことで営業やマーケティングの武器が1つ増えることは間違いありません。
文章が名刺代わりになる
このように「書く力」が日常の仕事において重要性を増してくると、いっしょに働く人を選ぶうえで「どんな文章を書く人か」をこれまで以上に気にするようになると思います。
今後は「どんな文章を書くか分からない人とはこわくて一緒に働けない」ということがありえると思います。
面接や職務経歴書だけではどんな文章を書く人かは分からないので、note などのブログで「わたしはこんな文章を書く人です」と証明できるのは働く側にとっても受け入れる側にとっても大きな安心材料となります。文章が自分の名刺代わりになるわけです。
以前 Twitter転職 が流行りましたが、今後は note転職 が一般的になるかもしれません。
以上、「書く力」が重要な理由をまとめてみました。皆さんのご意見も聞きたいので、コメント・Twitter でぜひ教えてください~。
【まとめ】
◆リモートワーク下では、テキストチャット・ドキュメント・ブログの3種類の書く力が重要になる
◆どんな文章を書くか?がいっしょに働く人を選ぶうえで重要になる。文章が名刺代わりになる
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