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互いの長所で互いをカバーする:アドラー心理学における家族の価値

私はね、もし家庭を持つなら「互いの長所で互いをカバーする」、そこに価値を置きたいです

アドラー心理学は個々人の成長と社会的調和を重視する心理学の一派で、人間の行動と性格に独自の視点を提供します。その考え方の中で興味深いのが「ライフスタイル」という概念です。実は今回、私ごとですが4/11にアドラー心理学勉強会「アドスタ」に参加してきたので、その際に特に重要だった講義内容を一部ピックアップしますね

ライフスタイルとは?

アドラー心理学におけるライフスタイルとは、その人の見ている世界観(自分への見方、他者への見方)、または狭義には性格と表現します。このライフスタイルは後天的に自分で選び取るものであるとアドラー心理学では考えております。また、このライフスタイルは年齢にしておよそ10歳前後で大方の方向を自分で定めていると言われております。

家族の価値と家族の雰囲気

ライフスタイルの形成には様々な要素が影響しますが、中でも家族からの影響が一因としてあります。

①家族が重視する考え:「家族の価値」と表現され、家族が何に価値を置いているかということです。例えば、「勉強できる人間が偉い」「困っている人を助けるのが道理」などが挙げられます。
②家族の中にある空気感:「家族の雰囲気」と表現され、互いに競い合う競合的な雰囲気か、互いに協力し合う協力的な雰囲気かの2パターンが考えられます。①を叶えるための手段となります

注意点としては家族等の外部からの影響はありますが、最終的にライフスタイルはあなたの意思であなたが選び取っているということです。

「家族の価値と雰囲気」をどこにするか

私は母子家庭で2歳下の弟が1人いますが、人生を振り返ると私の家族の価値は「誰が賢いか?」であり、家族の雰囲気は「競争的」でした。だからといって、勉強で負けていたほうが蔑ろにされるような事はなかったですし、むしろ競争好きという部分はいくつかの分野で私を尖った人間にしたとも言えます。これらが一つの要因として今の私のライフスタイルがあるのかなと思います。これらを踏まえて、私はね、もし家庭を持つなら「互いの長所で互いをカバーする」、そこに価値を置きたいです。このほうがより各々を伸ばしつつ、気持ちよく尊重できる形になるんじゃないかなって思います。

まとめ

アドラー心理学におけるライフスタイルは後天的に選び取るものと考えられています。ライフスタイルの決定には様々な要素を考慮し、家族の価値や家族の雰囲気による影響もあります。とはいえ、それらはあくまで影響因子であり、自分のライフスタイルひいては自分の人生を選び取るのはあなた自身の選択にかかっているのです。

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