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週末英文法プラス 【名詞の種類③】 Apr.29.2024

さて、名詞の種類も3日目、今日で終了です。はりきっていきましょう!

【物質名詞】
私たちの身の回りに存在するものの中で、常に一定の形を保っているわけではないものにつけられた名前を物質名詞と言います。すべて不可算名詞ですが、日常生活では数えたい場面が多いため、その数え方が重要になります。

まず、物質名詞の種類ですが、大きく分けると以下のようなものがあります。すべて不可算名詞と言われると、納得できないものもありますね。

<主な物質名詞>
 ①液体や気体など $${\leftarrow}$$  一定の形を持たないので不可算
  air(空気) / water(水) / tea(お茶) / coffee(コーヒー)
  sound(音) / light(光)など
 ②粒子状のもの $${\leftarrow}$$ ひと粒ずつ数えても意味がないので不可算
  sugar(砂糖) / salt(塩) / rice(米) / sand(砂)など
 ③材料 $${\leftarrow}$$ 様々な形に変化するので不可算
  iron(鉄) / gold(金) / wood(木材) / wool(羊毛)など
 ④どれだけ形状を変えてもその性質を保つもの $${\leftarrow}$$ 一定の形がない
  meat(肉)/ soap(石鹸) / paper(紙) / butter(バター)
  ice(氷) / chocolate(チョコレート)など

さて、これらの物質名詞を数える場合、直接数詞をつけることができませんから、下記のような表現を用います。物質名詞自体は複数形になりませんので注意しましょう。

(ex1) Would you like a cup of coffee?
  (コーヒーを1杯いかがですか。)
(ex2) I'd like two cups of coffee to go.
  (コーヒーを2杯持ち帰りたいのですが。)

主な数え方としては以下のようなものがあります。

<物質名詞の数え方>
 ①容器に入れて数える
  a cup of coffee(コーヒー1杯) / a glass of water(水1杯)
  a spoonful of salt(塩1さじ) / a bottle of whisky(ウィスキー1本)
 ②単位をつけて数える
  a pound of butter(バター1ポンド) / a ton of iron(鉄1トン)
  a liter of water(水1リットル) / a meter of cable(ケーブル1メートル)
 ③形状で数える
  a piece of paper(紙1枚) / a slice of bacon(ベーコン1切れ)
  a loaf of bread(パン1塊) / a block of ice(氷1個)
  a bar of chocolate(チョコレート1枚) / a cake of soap(石鹸1個)


以上で名詞の種類の解説は終わりです。今回は触れなかった細かい文法事項もありますが、まずはこの3日間の内容をしっかり理解してほしいと思います。また、名詞をどのように捉えるかは言語的にも文化的にも違いがあって、大変興味深い点でもあります。日本語との差異を考えるきっかけになってくれると嬉しいです。


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