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三人称から二人称へ

「日本に住んでいる外国人の方のために、どんなことができるだろうか?」

最近、このことについて考える機会が増えました。
ふとした時に思い出すし、行く先々、会う人々に、割りとこの話をしているような気がします。

行きつけの美容室の方のつながりで、日本語学校の先生を紹介してもらい、電話で色々とお話を聞かせてもらったり、週末に参加させてもらっているサッカーチームの方に、在日外国人の方と一緒にサッカー大会とかやりたいんですよね、と話をしたり。

そんな調子で色々なところで話をしていると、ありがたいことに、

「今度一緒にサッカーに連れてきていいよ」

と言ってもらったり。

日本語学校の方からは、

「授業時間内で、学外の方とのプチ交流会をする予定で、交流相手を数名探している。」

というように、彼らとの関わりのきっかけをもらったり。

人と人とのつながりの中で、色々なことを学ばせてもらい、また、明るい未来、社会のイメージが具体化していきます。

こうして一つずつ、一人ずつ、人のご縁を介して繋がって。
それがじわじわと浸透していくことで、一括りだった「外国人」「留学生」「技能実習生」が、親しみを持って「〇〇学校のAくん」「△△で働いているBさん」に変わっていく。

いまや、福岡でコンビニに行くと、レジにいるのは8割方海外の方です。
本当はすごく私たちの生活に密接に関わっているし、すぐそばにいるし、とても支えられています。

でも、どんなに近くにいても、毎日出会っていても、おそらく三人称のうちは「海を隔てて別の国のこと」くらい、自分の生活とは関係のないことのように思えてしまいます。

本当に多くの外国人の方が、日本で働いています。

家族を支えるために若くして働きに来ている人
とても優秀で日本の一流企業からヘッドハンティングされた人
留学で来日したところから、自分で起業をする人

多様な方々が日本で活躍しています。

「遠い国の外国人」ではなく、「ともに日本の未来をつくる同志」として。

三人称が二人称になるきっかけを作っていきたいです。


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