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仲間を信頼すること、自分の役割に徹すること

現在、内部の役割分担体制を大改造中のColorbath。
会議体から、各プロジェクトへの関わり方(責任の持ち方)、コミュニケーションフローまで、大掛かりに、でもしなやかさを保ちつつ、それぞれが走り方を変えていっています。

人数が少ないからできる機動的な動きではありますが、ここまで一気に変えていく時には、メンバー間での目線合わせや、相手の状況に寄り添った、一歩先を考えたフォローが重要です。

Colorbathでは、体制やコミュニケーションの目線合わせをする際に、よくサッカーを例に出します。

今日のミーティングでも、代表の吉川さんからサッカーを例に出した共有がありました。
これが、個人的にもとてもイメージしやすかったので、紹介します。

リベロという存在


参照したのはこちらの記事。

https://www.nnk-foundation.jp/pdf/jyoseikin_2022.pdf?v=1

サッカーでは、フリーマン(リベロ)と呼ばれる役割を果たす選手がいるとのこと。

私は、あまりサッカーに詳しくないのですが、ざっくり分けると、、

GK:手を使える、ゴールを守る選手
DF:守備をする選手
MF:守備と攻撃をつなぐ、バランスを取る選手
FW:攻撃する選手

といった役割分担が基本なのかなと思います。
リベロは、この決まった役割に徹して動くのではなく、守備から攻撃まで、機転を効かせて動き回る選手のようです。

彼はトップ下に位置して攻撃を司る選手であるが、ボランチの位置まで下がってボールの捌き役になったかとおもうと、そのまま前線まで駆け上がって決定的な仕事をこなす。

神出鬼没の動きで相手のマークを外し、守備でも危険なスペースを消し相手ボールホルダーに果敢にプレッシャーを掛け続ける。

このように自由な振る舞いで攻守に渡って貢献できる選手である。

記事より引用

そして、今のColorbathの体制だと、むつみさんがこのリベロに該当するのだ、ということでした。

信頼関係があるからこそ成り立つ

ただ、このリベロがその本領を発揮するためには、他の選手が、自分の役割に徹してプレーし切る必要があります。

リベロ以外の選手が、リベロの動きを気にして遠慮したり、無理にパスを出そうとしたりすると、リベロは自由に動けなくなってしまうのです。

要は、チームメイトたちの守備や攻撃での仕掛けが足りない部分を埋める役割を担う選手となる。

記事より引用

リベロ以外の選手が自分の役割に徹してプレーをする。
そうすると、どうしても見えなくなる部分が出てきて、隙やチャンスが生まれる。
そこにすかさず飛び込んで、チームのパフォーマンスを一層引き上げる。

つまり、

カバーしきれないところ、見過ごしてしまうかもしれないチャンス。
これらは全てリベロが回収してくれる。

というリベロに対する信頼。

全ての役割を手放したから、私は自由に動き回っても良い。
それがチームへの最大の貢献だ。

というリベロ自身の納得感と割り切り。

お互いの認識が揃っていて、かつ、お互いが当事者意識を持った状態。
そして、お互いの強みを信じ、背中を預ける。

この絶妙なバランスと絶大な信頼関係によって、初めてリベロが機能し、チームのパフォーマンスが格段に上がるのだと、この話を聞いて、これからの動き方へのイメージがグッと深まりました。

吉川さん曰く、チームとしてリベロが必要かどうかはサッカー界でも賛否分かれている、ということでした。

ただ、個人的には一見曖昧そうに見えて、でも絶妙な役割を果たすリベロのような人は、とても大切だなと感じました。

全てが細かく管理され、役割、責任が決まっていれば楽かもしれない。
でも、そうしてしまうとほとんど決まった動きになってしまい、面白みもない。
すれ違いや遠慮、時には摩擦が生じる、リベロ体制なのかもしれないけれど、だからこそ人間味があって面白いし、伸びしろが多い。

まさに、Colorbathらしい体制だなと心底納得しました。

自分にできることは、リベロや他のメンバーをドンと信じて、ある意味周りが見えなくなるくらい、自分の役割を突き進むこと。

明日からもまた、邁進します!



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