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世界の歴史と文化を学び、今起きている出来事の理解を深めたい

ふとnoteを開いたら、「#今年学びたいこと」というテーマで企画が開催されていると知った。「学び」は昨年末ごろから特に意識していて、ちょうど良いタイミングなので書いてみることに。


はじめに

「学び」を意識しているけれど、さて何を学んでいるのか。私は、「今、世界で起きている状況を理解するために、世界の歴史と文化を学びたい」と思っている。し、現に本やネット記事を読んでいる。

こう思ったのは、単純に「国際」「世界」というキーワードを含んだトピックが好きという理由もあるが、地球上で起こっている出来事に対して「昨日は〇〇が話題だったね」と一時的なものとして受け取るのではなく、「なぜその出来事が起きたのか」「なぜニュースで取り上げられているのか」「なぜ議論が交わされているのか」「過去に似たような出来事はなかったか」と考える必要があると思ったから。そうしないと、メディアが取り上げる報道に知らず知らずのうちに踊らされる人間になってしまう。そんな恐ろしいことはない。

世界の歴史と文化を学ぶために

読んだり読み途中だったりする本の中でも、「世界の歴史と文化を学び、今起きている出来事の理解を深める」ために良いと思った2冊をピックアップ。まずはこちら。

『図解 いちばんやさしい地政学の本』

地政学とは、端的に言うと、地理的状況をもとに政治や軍事的戦略を考える学問のこと。地政学について知れば、まさに今問題が起こっているような、中東地域で紛争や戦争が起きやすい理由などが理解できる。読んでいると、小中学生のころに社会の授業で耳にした「南下政策」とか「元寇」などが出てきて、当時はただの言葉としてしか覚えなかったことが、体系的な理解に繋がって面白い。地政学については他の本も読んで、いくつかの視点から学びたいなと思う。

『キリスト教でたどるアメリカ史』

恥ずかしながら、世界の歴史についてあまり知らないので、まずは世界各国の中でも大国アメリカについて知ろうと探しているときに気になった一冊。数ある中からなぜ本書を選んだかというと、宗教(キリスト教)と関連づけて知りたいと思ったから。どの地域においても文化・情勢と宗教は密接に関係しているから、宗教を知らずして過去や現在の出来事を理解することなどできない、という自論のもとで

個人的な要望「宗教と関連付けて歴史と文化を教えてほしい」に答えてくれる良書だと思う。コロンブスがアメリカ大陸を発見した1492年から順を追って、ヨーロッパからの移民がどのようにしてアメリカへ入植したか、宗教(ひとくくりにキリスト教と言ってしまうと本書の内容に触れるにあたっては少々乱暴なので、キリスト教の中でもカトリックやプロテスタントなど、流派による広がりを持たせたい)がどのように広まっていったかなどが記されている。まだ読み途中だけど、アメリカ社会における宗教の重要性が理解できるようになっていると思う。

この本を読み終えたら、他の国や地域についても知りたいし、日本についても改めて学びたい。

最後に

何かを学ぶって面白い。以前読んだ『暇と退屈の倫理学』には哲学の話が上がっていて、それまで全く興味のなかった哲学の面白さを知った。倫理学についても気になりだして、いずれ『いまを生きるカント倫理学』を読んでみたいなと思っている。

学術的な本だけではなくて、小説を読んで感性を磨くのも、一種の学びだと思っている。他の人と話して自分にはない意見を知るのも、たまに運動して清々しさを感じるのも。日々学びを得て、賢い人になりたいなぁ(この発言は馬鹿そう)と思うこの頃です。

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