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心を落ち着かせたいときに聴く曲

最近、慌ただしい日々を過ごしていたのですが、ようやく時間ができました。煩わしいことや悩みがあると、気づかぬうちに余裕をなくしています。みなさんもどこか急かされた気持ちになるときありませんか。そんなときのために、心を落ち着かせるために聴いていた曲をピックアップしました。一曲でも、気に入る曲を見つけてもらえると嬉しいです。

優しさ/藤井風

今何を見ていた あなたの夢を見た
優しさに殺られた あの人の木陰で

優しさでよかった ただそれだけで

どのような場面を描いているかは聴く人の想像に委ねられそうな歌詞。「あなた」「あの人」が誰なのか、聴く人によって変わりそうです。私は、家族とか長い付き合いのある友人を思い浮かべます。広い心で受け入れて無償の愛を与えてくれた人たち。年を重ねると会う機会も減りましたが、体全体を包んでくれた優しさはずっと覚えてる。この曲を聴くと、これまで与えられた優しさが、一瞬で熱を帯びて蘇ってきます。

Fight the night/ONE OK ROCK

So many scars never fade
(多すぎる傷跡は決して消えることなく)

冒頭から「傷跡は消えない」とリアルで苦しい歌詞ですが、その後は「We'll fight fight till we see another day(僕らは新しい日を見るまで戦いつづける)」など、困難や逆境にもめげずに立ち向かう決意が続きます。タイトルの「Fight the night」には「辛いときこそ困難に立ち向かえ」のメッセージが込められているのかななんて個人的に思っています。歌詞のほか、穏やかで柔らかい曲調にもかかわらず、どこか深い闇と強い意志を兼ね備えたような歌声と演奏も心地よい。

三文小説/King Gnu

僕らの人生が 三文小説だとしても 投げ売る気は無いね

井口さんの綺麗な高音を終始聴ける曲。バックの演奏も、楽団をイメージさせるような奥行きと広がりを感じさせます。静かな入りからだんだんと楽器の数が増えていき、よくマーチングでも使われるスネアドラムの音とリズムや、そのほかいくつもの楽器が使われているのに無駄に音楽に介入してこない。そこに謙虚さと気品、荘厳さを感じます。この曲を聴くと、『優しさ(藤井風)』と同じように、体の芯まで熱くなるほどの安心感を覚えます。

Mystery of Love/Sufjan Stevens

素朴で繊細な演奏と心に沁みる歌声で、嫌なことも憂鬱も、何もかもどうでもよく思えます。映画『君の名前で僕を呼んで(原題:Call Me By Your Name)』の主題歌でもあります。映画の舞台は北イタリアの避暑地。穏やかな風景を思い浮かべながら聴くと、別世界に行けた気分になります。すべての煩わしさから逃れたいときに聴いてほしい。

Breathe/Ásgeir

Ásgeirは、アイスランド出身のシンガー・ソングライターです。『Breathe』に限らず、『Pictures』や『Youth』など、穏やかな曲調が多いです。落ち着いた曲を聴きつづけたいときや、読書タイムのバックミュージックによく聴いています。

ご紹介した曲たちは、いかがでしたか。気になる曲と出会ってもらえていたら嬉しいです。

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