野外で抹茶をたのしむ魅力を語りつくします。
みなさま、外で抹茶を飲んだことありますか??
「野点」って知っていますか?
おそらく9割くらいの方が体験したことない、「野点」の読み方がわからないのではないでしょうか。
今回noteで各テーマは「外で抹茶を楽しむ野点("のだて"って読みます)」についてです!
今まで3回の公式イベントに加えて、年始に家族で野点をしたり、公園で抹茶を点てたりなど、野点を何回も行ってきました。
外で抹茶を飲むって何がいいの?
恥ずかしくないの?
どうやって野点を始めればいいの
私が思う最高の楽しみ方(有料)
を語りつくしてみたいと思います。
これを書こうと思ったきっかけは、とある質問から。
「なんでそんなにどこでも抹茶を楽しんでるの?どんなところにハマってるの?」
思い返せば、以前からこういう質問は何度もいただいていて、魅力がまだまだ伝わりきれてないと感じていました。
とにかく文字で表したら何文字になるんだろう…と思ってしまうレベルで、抹茶をいろんなところで楽しむ魅力は詰まっているので、少しずつ、でもたくさん書いていきます。
やりたいと思ったら、野点をやってみてほしい
まず大前提として、私の中であるのが、「好き」の押し付けはしたくないということです。
よく「いちごが嫌いなんて人生の半分損している」という(私はいちごが苦手です笑)、ひとつのことがきらいなだけで人生の半分も魅力がないように言われる言葉なんですが、それってすごいその人の価値観の押し付けなんですよね。
人によって味覚はちがうし、何かが嫌いでも、他のことで補って十分人生が充実していることだってあります。
だから、わたしも「抹茶が好きじゃないなんて人生の半分損してる!」なんていうことはありません。
押し付けはしませんが、そうやって言いたくなるくらい私は抹茶が大好きで恩恵を受けているので、それが自然と伝わり、読んでくださった方が
「あ〜抹茶飲みたくなってきた〜買おうっかな〜」
「野点に興味が湧いてきた〜次の週末にやろうかな〜」
と思っていただけるように努力します。
茶室の抹茶もいいけど…外で楽しむ抹茶はもっといい!
私は茶室で楽しむ抹茶が大好きです。
ほどよい緊張感の中で、相手が点ててくれた抹茶を一口ふくんだときは、幸せそのもの…
飲むまでに時間がかかるので、そのじらしのせいなのか、抹茶がより美味しく感じるんですよね。
でも、茶室で抹茶を飲むという行為ってすごくハードルが高いんです。
「そもそも、茶室ってどこにあるの?」っていうところから始まりますよね。
今では茶室カフェなんてものがありますが、そこに行くのも「ひとりで行っていいのかな?作法知らないけどいいのかな?」など不安で仕方ないと思います。
そんな不安を私も最初は抱えていました。
それでも私が茶室が好きな理由は、現実世界と切り離された空間にいることができるからです。
スマホや通知から離れた茶室の空間はデジタルデトックスになります。
一方でおうち時間を楽しむ抹茶も大好きなのですが、ほっと一息つくくらいで、完全なリフレッシュができるかというとそうでもないんですよね…。
やっぱりyoutubeとか見ちゃうし、slackを返信しながら抹茶を飲むので、一息つくのには十分ですが、もっとすっきりしたいとおもうことがあります。
そんなときにおすすめなのが、野外で抹茶を点てて飲むことです。
通称「野点(のだて)」というのですが、わたしはこの魅力を知ったときに
「もっと生活の中に取り入れたい」
「一緒に野点できる仲間がほしい」
と強く思いました。
気分転換するなら、野点の方がいい
野点はとにかく気分転換にぴったりです。
平日仕事漬けの日々を送っていると、日光を浴びる量が少ない日もあるだろうし、活動量が少ない日も多々あるかと思います。
わたしは、とある繁忙期のとき、気付いたら3日間家に引きこもっていることにきづいたのです。
歩数は100歩前後。動かないから食欲もわかないし、あまり食べないからエネルギーも湧いてこないし悪循環だな…と思いつつも、仕事に追われていました。
そんなときに、公園やハイキングに行って、野点をしてみるとびっくりするくらい脳内がクリアになります。
もともと茶道は「動く瞑想」と言われるくらい、脳に作用する良い影響があります。
茶筅をつかって抹茶を点てているときは、目の前のことにグッと集中するので、「無」の状態になるんですよね。
ほんの数十秒ではありますが、その時間が、
脳の疲れを改善
ストレスの軽減
につながってくるのです。
また自然に囲まれることで、聴覚的・視覚的にも癒しをもらうことができるので、もう中から外から良い効果がありまくりなんです!
家で抹茶を飲むだけでも十分リフレッシュできるのですが、外でやることでより気分を切り替えてスッキリすることができます。
開放的な気分で、自由になれる
野点のイベントを行ったとき、高尾山のとある広場でレジャーシートを広げて行いました。
高尾山というと、日本屈指の観光地で人が多いイメージがあるかと思いますが、そのスポットはそんなことを感じないほど、人がガラガラ。
静かな空間の中でお茶をゆっくりと楽しめるのです。
茶室は四畳半で天井も低く狭いことが魅力ですが、その狭さが相手と向き合い、距離を縮めるのにちょうどいい広さになっています。
一方で野点は、天井は無制限!
広さもレジャーシート次第でいくらでも広くなるので、開放感たっぷりです。
茶室で花を飾るときの利休の教えとして
「花は野にあるように」
という言葉があります。
自然の花の魅力を損なわない様に、茶室に飾ろうねという意味です。
野点だと、それが自然と生まれるんですよね。
野外なので当たり前ですが、自然に生えた花や木々に囲まれながらお茶を楽しむことができます。
静かな空間で、自分のペースで飲んでいると、時間やタスクなど頭から離れて
「何にも囚われてない!!!」
と心から実感することができます。
まさに、気分転換にはぴったりなのです。
初心者だからこそやってほしい野点
外で抹茶を点てるイベントを行うとき、お客さんから
点て方知らないのですが…
道具をどうすれば良いか分からなくて…
飲むときお茶碗の回し方わからないのですが…
など、不安の声や質問がどんどんでてきます。
そんな方によく伝えるのが
「野点で自分のために飲むときは、気にしすぎないでください」
ということです。
野点で飲む抹茶は「自由」そのものなんです。
茶道での作法は主に、人に飲んでもらうため・おもてなしをするためのものです。
そのため、相手からみて美しく見えるかなどが重要視されて厳密な作法ができあがっています。
もちろん、それはそれですごい良いのですが、初心者にとってはハードルが高すぎますよね。
野点はそのような作法は一切関係なく
自分の好きなアイテムで
自分の好きな抹茶で
自分の好きな飲み方で
抹茶を楽しんで良いのです。
実際に、わたしも茶筅だけはいつものものを持っていき、お茶碗やお菓子、茶箱といわれる一番外側の箱は、自分の身のまわりにあるものを集めています。
(noteの最後で、アイテム紹介しますね!)
抹茶を外でたのしめればOKなので、ぜひ茶道のことをよく知らなくて恐れているかたこそ、野点をピクニック感覚で楽しんでみていただきたいです。
外で抹茶を点ててると恥ずかしい?注目の的になる?
結果からお伝えすると、野点すると目立ちます!笑
レジャーシートを敷いて3〜4人で点てているとなおさらです。
「なんかやってるな〜」って感じでチラッと見られます。
そして、コミュ力の高い方だと「何やってるんですか?」と興味をもっていただいて、いろいろお話しすることも…笑
周りにやっている方はもちろんいないし、めずらしく感じる人の方が多いので、注目の的になると思います。
ただ、恥ずかしいか…と言われると、私の場合は恥ずかしくないです。
ピクニックしてて、見られて恥ずかしいと思うことありますか?
あまりないですよね。
それと同じ感覚で、野点は私にとってピクニックみたいなものなので、チラッと見られたと思っても恥ずかしいな〜と思うことはありません。
見られるの恥ずかしい…って思う人でも、さりげなくやれば、外から見ている人は野点をしているとは気づかないし、水筒でお茶を飲んでるのかな〜くらいの認識だと思います。
だから、「やってみたい…けど恥ずかしい」と思った方は、そこは気にせず、堂々と抹茶を点ててください!笑
野点のはじめ方
用意するもの
「これじゃなきゃだめ!」というアイテムはありません。
本当に簡単なもので、野点をすることができます。
抹茶
これは必須!抹茶がなきゃ始まらない
おすすめの抹茶は有料スペースでご紹介します!
お湯
保温性のある水筒に入れていく
お茶碗
底が広くて点てやすいもの
理想は、茶筅の長さが直径となるおおきさ
茶筅
抹茶をシャカシャカ点てるもの
野点用の小さいものもあるが、大きい通常のものの方が点てやすい
ティースプーン(茶杓)
抹茶を入れるのに必要です!
お菓子
好きなものを!!
(あると便利!)
レジャーシート
ベンチや机があればいいが、ない時はレジャーシートがあればどでもできる
ウェットティッシュ
意外に手が汚れる
お盆
底がガタガタだとお茶碗を置いたり、茶筅を立てておくのが大変
お盆があると安定してテーブル代わりになるから便利
野点のステップ
野点ができる場所を見つける
できるだけ平地で、下がゴツゴツしてないところがおすすめです。
人通りが少ないところだと、ゆっくり自分の時間を過ごすことができます!
あとは、飲食して良い場所・ダメな場所があったりするので、そこは出かける前に事前に調べておきましょう!
お茶碗に抹茶を入れる
(執筆中)
こんな人にはおすすめできない…
私が野点にハマったとき
私が野点でこだわっていること
野点しているときに、千休で新発売した、グルテンフリー抹茶クッキー缶を持っていきました。
コンパクトだし、いろんな人に配れるので、お花見やみんなでお茶会するときにぴったりです!
そんな予定が直近である方は、ぜひお試しください。
(一番左は干菓子で売り物ではありません)
この記事が参加している募集
みなさんに楽しさをたくさん提供するため制作費,元気の源・抹茶ラテ費として使わせていただきます✨よろしくおねがいします😊