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指導者が何でもしてくれるわけではない

声楽のレッスンでは目に見えない身体の内部の話も沢山していかなくてはなりません。なるべく伝わるように様々な表現を使いながら説明しています。あるべき声、その方向性で声を出せたとき「その声!」「それが近い!」と指導者に言われたら、自分の身体がどのような状態にあったか、鋭く落ち着いて感じ、それを自分の感覚に正しく置き換え、指導者がいなくても自分自身でその状態にどうやったらもっていけるのか正しく判断・実践していけたら何よりです。

しかし時には誤った解釈、勘違いなどしてしまうこともあります。その場合も落ち着いて原因をさぐります。下顎からアンダーバストまでのエリアに力みや違和感が残る場合は必ずそれを取り除くバランスを見つける努力をしてみてください。声楽の上達は本人のバランス感覚が非常に重要になってきます。指導者はその時々でベストを尽くしても、その道を見つけ歩んでいくのは本人です。

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