2024年2月に観た作品まとめ

あっという間に流れていった2月。年度の終わりが見えてきて心機一転だったり、一区切りつけたい気持ちがむくむくと湧いてきました。
かといって投げ出すわけでもなく、しっかりやり切る気持ちは忘れずに。
それでは2月分です。よろしくお願いします。

1月に観た作品

映画

  • "それ"がいる森

  • 8 Mile

  • コット、はじまりの夏

  • 僕らの世界が交わるまで

  • みなに幸あれ

  • フットルース

  • タグ

  • デュアル

  • チャッピー

  • インビジブル・ゲスト 悪魔の証明

  • アメイジング・スパイダーマン

  • ザ・ヒューマンズ

  • テノール! 人生はハーモニー

  • ボーはおそれている

  • 夜明けのすべて

  • ブルービートル

  • ヒンターラント

  • CLOSE/クロース

  • DASHCAM ダッシュカム

  • スマイル

  • イノセンツ

  • 少女は卒業しない

  • アステロイド・シティ

計23本

アニメ

  • オッドタクシー

その他

  • オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム ライブビューイング

おすすめ作品の感想

1.みなに幸あれ

古川琴音主演のホラー。祖父母が住む田舎を訪れた看護学生が幼少期に抱いた疑問と現在感じている違和感の正体は。
田舎ののどかな風景と祖父母の家の中の重苦しい雰囲気の対比、終始まとわりつく不気味でジメジメした空気感が印象的。みんなの中に当たり前に存在する「幸せ」というものを題材に、最後まで嫌な気持ちにさせてくれる素晴らしいホラー作品。

2.ボーはおそれている

アリ・アスター監督、ホアキン・フェニックス主演。心配性の男・ボーが母の死の報せを受け里帰りをする道中で奇妙な出来事に巻き込まれていく。
「今のなんだったんだ…」を受け入れる前に「これはなんなんだ…」がやってくる3時間。最後まで観終わって回想しているうちに少しずつほぐれて理解が進んでいく巧妙さ。公式サイトの解説まで含めてしっかり堪能した一本。

3.夜明けのすべて

三宅唱監督作品、上白石萌音×松村北斗主演。PMSに苦しむ女性とパニック障害に苦しむ男性がたまたま一緒になった職場でお互いの理解を深めていく。
同監督の前作『ケイコ、目を澄ませて』のように、お互いがほんのちょっと歩み寄ることで生まれる熱量を今作でも感じることができて胸がいっぱいになる。さりげない演技の中に、お互いのためになにかしようという気持ちと、それに対する感謝が見え隠れして愛おしい時間が流れる傑作。

4.少女は卒業しない

河合優実主演、卒業を目前に控えた高校生の群像劇。
廃校が決まった高校での最後の卒業式、高校生にとっては世界のすべてだった学校で、目前に迫った別れ。きっと卒業しても続いていく関係もあるのだろうけど、それでも別れを決めた少女たちの儚くて輝く2日間のエネルギーに胸を打たれる。さりげなく迫る期限、なんとか気持ちに折り合いをつけるべく過去と向き合い未来を見つめる登場人物たちに、共通点が少ないながらも感情移入できて嬉しかった。いわゆる「キラキラした学生時代」を過ごせなかった自分でも学園ドラマを見て得も言われぬ感情が胸に湧いてくる素晴らしい作品。

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