「リバー、流れないでよ」を観た感想

パンフレットと鑑賞券

ある瞬間から2分間が繰り返されるタイムループSFコメディ。
2分間を過ぎると"記憶を保持したまま"元の場所に戻されるという状況に閉じ込められた人達が繰り広げるドラマが面白く、そしてその2分間をワンカット撮影で見せ、鑑賞してる人を同じ時間へ引き込む。

設定とその見せ方、アイディアで新鮮な時間がずっと続き、「この2分間は何が変わるだろう」「次の2分間はどうなるんだろう」っていうワクワクがどんどん積み重なっていき少しずつ心の中が満たされていくのがとても心地よく、ずっと見ていたいと思わせてくれる。
愛おしさに満ち溢れ、なにもかも自分がとっても大好きなやつでした。

パンフレットには出演者とスタッフのインタビュー、台本の元になった原稿までぎっしり。
公開劇場数は少ないけど近くで見れる人にはぜひ映画館で見てほしいおすすめの作品です。

いやぁ、まさか邦画嫌いだと思ってた自分がこんな感情に出会えるとは思ってませんでした。「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ、「ドロステのはてで僕ら」のおかげで確実に世界が広がったので本当に感謝しかないです。ありがとうございます。