漫画でたどる 日本人「子供化」の流れ

岡田斗司夫さんと動画対談されていた山田玲司(1966-、漫画家)さんの動画。戦後、日本人の精神が子供化していく様子について、世代毎の話。

表現する漫画家が子供化していったのではなく、大衆ニーズもあったかもしれないが、漫画編集者としての大手出版会社の誘導があったのでは。
脚本家の林秀彦さん曰く、テレビ局からの要望として「視聴者=バカ」ということを前提の作品を要望される。林秀彦さん(故人)は、日本を捨てオーストラリアに移住するも、晩年、日本に帰国され、日本の劣化度合いを目の当たりにされた。naka


第一世代の精神性【大人メンタリティ】
:ヒューマニズム、人権・人道主義、反戦(実戦争を知る)

・手塚治虫 (1928-1989)
・水木しげる(1922-2015)
・つげ義晴 (1937-)

:反戦、ヒューマニズム、ロマン主義

・赤塚不二夫 (1935-2008)
・藤子不二雄 (1933-1996, 1934-2022)
・石ノ森章太郎(1938-1998)
・松本零士  (1938-2023)

【神回】なぜ日本人は『幼児化』していったのか?そしてその現象を食い止めた凄い漫画【山田玲司のヤングサンデー 】 (youtube.com)

第二世代(団塊世代を含む)の精神性【大学生のメンタリティ】
:反戦(実戦争は知らない)、反差別・反階級・反物質主義

・永井豪  (1945-)
・本宮ひろ志(1947-)
・楳図かずお(1936-)
・梶原一騎 (1936-1987)
・白土三平 (1932-2021)
・萩尾望都 (1949-)

【神回】なぜ日本人は『幼児化』していったのか?そしてその現象を食い止めた凄い漫画【山田玲司のヤングサンデー 】 (youtube.com)

第三世代(オタク第一世代)【高校生のメンタリティ】
:「重い団塊世代」へのカウンター

・あだち充(1951-)
・吾妻ひでお(1950-2019)

・鳥山明(1955-2023/3/1)

【神回】なぜ日本人は『幼児化』していったのか?そしてその現象を食い止めた凄い漫画【山田玲司のヤングサンデー 】 (youtube.com)

第四世代(バブル崩壊90年代)【中学生のメンタリティ】

・井上雄彦(1967-) 「スラムダンク」
・高橋陽一(1960-) 「キャプテン翼」
・岸本斉史(1974-) 「ナルト」
・冨樫義博(1966-) 「HUNTER×HUNTER」
・武内直子(1967-) 「セーラームーン」
・大場つぐみ(?)  「DEATH NOTE」
・尾田栄一郎(1975-)「ワンピース」

【神回】なぜ日本人は『幼児化』していったのか?そしてその現象を食い止めた凄い漫画【山田玲司のヤングサンデー 】 (youtube.com)

第五世代(00年代)【小学生のメンタリティ】
:反知性
・(省略)

(2010年代以降)【子供化を止めた】

・諫山創  (1986-)「進撃の巨人」
・村田雄介 (1978-)「ワンパンマン」
・ONE   (1986-)「モブサイコ100」
・吾峠呼世晴(1989-)「鬼滅の刃」

【神回】なぜ日本人は『幼児化』していったのか?そしてその現象を食い止めた凄い漫画【山田玲司のヤングサンデー 】 (youtube.com)


1990年後半から、日本社会が地獄となっていき、
そこを生き抜いて大人になっていく人達が、
それ以前の世代に対し全否定、であろう。
1960年代までは反体制運動が盛んであったが、
2020年代、もはや反体制運動は難しく、
「この世への諦め」の上に、
生きていくために体制を受け容れていく世代。
常に「老害への怒り」を意識しながら。

れいわ新選組の山本太郎代表は、
ロスジェネ世代の中でも、恵まれた生活を送ってきたが、
2011年以降、意識変化が起こる。
この現実を「無関心」という態度で容認してきたのは、
自分自身だと。

「反体制」を諦めた世代に、
れいわ新選組の意志を届けられるか。