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生きる目的を自分の「幸福論」と照合する

1.「幸福論」とは何か
 新年度も始まり、環境の変化に少しずつ体を慣らせることに精一杯でせわしない日々を過ごしている。社会人も2年目になり、やっと仕事の感覚も身に付いてきた。
 そんな日常の中、ふと「幸せとは何か」について考えることがある。騒々しく日常を送っていはいるものの、私は何を幸福として日々生きているのかと思うわけである。私は何を目的や指針として生きているのか、と。
 今回は原点に戻って、自分の幸福論について見つめなおす試みをしたい。何を幸せにして、何を目的に生きるのか。改めて熟考することで、日常の過ごし方もさらに充実するのではないだろうか。

2.大切な人と過ごす時間を確保すること
 去年度から人と関わる機会が多くなり、新たな知見や価値観を共有することが増えた。一人で過ごす時間が多かった大学時代を思い出せば、信じられないことである。今では、異なる系統の人間との関わりを避けていたのがもったいなく感じるまでになった。そういった人こそ、主観では気にもしなかった新しい視点を与えてくれることに気付いたからだ。「自分と毛色が違うから」と関わろうとせず、自分にとって新鮮な価値観を与えてくれるいい機会だと接することが自分にとってもより良い経験になると考えられる。
 特に自分が大切に思っている人との時間は、自分にとって息抜きだったり関係のさらなる充実へと繋がる。人といるときの最も重要な価値基準として、「相手と一緒にいるときの自分が好きでいられること」というのが私には存在する。不思議なもので、いくら相手のことが好きだとしても上記に当てはまらない状況になることがある。これは自己破滅に繋がり、相手への好意と自己嫌悪が同時に存在してしまうことになる。自分を偽り相手を喜ばせようとしても、いずれ綻びが出てしまう。これは互いにとっても好ましくないとも言えるので、この状況になってしまう場合は、ある程度の距離と自身の精神衛生を優先することにしている。好意だけの気持ちでは、どうもうまく行かないことに最近気付くことができたのも成長のひとつかもしれない。

 したがって、自身が心から一緒にいて「楽しい」と思う人とこれから大切な時間を過ごしていきたい。どんなに仕事が忙しくとも、この時間は私が最も幸福だと感じる重要な部分であるので、今後も大切に確保していきたい。

3.知識や教養を育むこと
「知識と教養はこの世界の解像度を上げる」というのが、私にとっての知識と教養の位置づけである。この世界には知らなくて良いことも多い。某漫画キャラクターが「この世でハッピーに生きるコツは無知で馬鹿のまま生きる事」と言っていた。まさにその通りだ。無知で与えられたものに対して疑問も抱かず受容することは楽だ。いや、そもそも広い視点を持っていなければ、それに対して疑問を抱くことも少ないのかもしれない。しかし、私にとっては無知のままこの世界を受容する方が愚かであり、苦痛だと考える。世界は未知に溢れており、それらは私の思想と価値観に変化という「刺激」を与えてくれる。いくらそれらが私を苦しめたとしても、それがこの世界の真理のひとつならば仕方がないとも考えてしまうのだ。(一種のマゾヒズムだと思う)
 だからこそ、興味関心あるものに対する好奇心・探求心には貪欲でありたい。知りたい欲求には常に従順な態度で努め、それに多くの時間を費やしたいと思う。最近は本を読む時間も減ってしまったので、以前購入したロバート・コルガー『統合失調症の一族』やジュリアン・バジーニ『100の思考実験』を読もうと思う。

4.趣味を充実させること
 趣味は生活を豊かにする。特段私の趣味は以下の通りである。

・絵を描く
・配信
・x(旧Twitter)
・音楽鑑賞
・映画鑑賞
・飲み歩き
・コスプレ

 大学時代は、暇さえあれば絵を描くことに多く時間を割いていたが、現在はほぼ描けていない。なんとなく描くことに「義務感」を覚えてしまってから、徐々に手を付けなくなってしまった。これはこれで悪いことではないと思うし、また描きたいと思う日が来たら手を動かせば良いだけだ。恐らく長期のスランプに陥っている状況なのだと考える。
 しかし、これが厄介なのは、「絵を描くこと」が私の精神衛生を保っていた大部分ということに気付いてしまったからだ。これに代替、もしくはそれ以上の新しい趣味と出会わなければならない。頭を悩ませた私はインターネットに助けを求めたが、これと言って良さそうな趣味と出会えていないのが現状である。
 特に私は恋愛にのめりこみやすいと自覚している。この状況に陥った以上、恋愛が趣味になる事態に陥る危険性がある。恋愛を趣味としてしまうのはあまりにも破滅的だと痛感しているので、ここでは興味関心のある趣味について取り上げたい。

〇ロリータ
 もともと大手通販サイトでロリータ服を購入していたのだが、専門店へ出向いて購入することは今までなかった。原宿などで専門店に立ち寄り、自分好みのロリータ服を買おうか検討中である。また、家で着ることが多かったが、いつかは原宿などの繫華街で歩いてみたい夢もある。費用はかかるだろうが、今しかできないことでもあるので早めに叶えたい。

〇貯金(節約)
 最近、将来を見据えて貯金を考えている。今後のことは不透明だからこそ、今はとにかく無駄な出費(コンビニなど)を抑えてお金を貯めたい。

〇執筆
 小学校時代は物語を書くのが好きだった。自分の空想を文にして人と共有することは少し羞恥心も生まれたが、自身の感性が磨かれたいい経験だったと思う。また、自身が吸収した語彙力や知識、教養を物語としてアウトプットすることは、先述した「3.知識や教養を育むこと」の発展として一石二鳥である。まだ何も構想していない段階だが、これも実現していきたい。

4.最後に
 以上三つが私の幸福であり、これから育んでいこうと試みている項目である。まずはこれを重要な価値基準として、今後の人生の充実に繋げていきたいと思う。あくまでこれらは指針であって、「義務」ではない。人生が五里霧中に陥ったとき、ふとこれらを思い出していければ幸いである。



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