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とりあえず、動く。


昨日、少しだけ心が折れそうになった。
必死に理解して伝えようとするけど、
言葉が出てこない現地語。
沈黙が続くと、どうしようってすごく焦った。

現地語で話しかけられるのも怖くなって、
昨日の終わり際は、話しかけるなオーラを
出してしまっていたと思う。

毎日投稿しているインスタ。
昨日の反省を書くと、同期も同じ悩みを抱えていた。
日本の友達からも電話が来たり、
日本語での会話は何だか幸せな気分になった。

私だけじゃないんだなって、
すごく思ったけど、
やっぱりどこか不安は消えなくて、
20時にはベットに入った。

朝も少しだけ憂鬱な気持ちと、
今日こそ強行突破!!だっていう、
強い気持ちの半々で配属先に向かった。

相変わらず、ただ座って過ごす1時間を過ごした。
座ってるだけで時間が過ぎるのは、
何も話さなくていいし楽だ。
けど、私は何しにここに来たんだろう。
その気持ちが、沸々湧いてきて、

忙しそうなお世話係に、
思い切って話しかけてみた。

とりあえず、色々な人を紹介して欲しい。
このお願いの仕方が正しいかは分からないけど、
今は私ができる精一杯だった。

そんなこんなで、急に始まった会議。
現地語をフランス語に訳して、
日本語に翻訳してもらい、
私は、日本語をフランス語に直して伝えた。

とりあえず私に何ができるか分からないけど、
見学させて欲しい。

そう伝えた。
もしかしたら、何も知らない外国人が
その場に行くことは、説明にも時間がかかるし、
迷惑なのかもしれない。
そんな気持ちもあるけど、
でも動いてみないと発見は得られない。

そんなこんなで、
早速、田んぼに連れてってもらった。

日本でも農業に携わったことはないから、
全てが綺麗に見えたけど、
農家の人は、ほぼ病気の米だと言っていた。

農業素人の私には、
現地語の勉強に加えて、米についての
ある程度の知識も必要だと認識した。

まだまだ、この地に慣れて
生きていくだけでも精一杯だけど、
勉強することもとても多い。

とりあえず、田んぼについてくすぐ、
「食べろ」と言われて、
皿に盛られたカボチャご飯を食べた。

食べてる目の前を牛が2頭通って行った。
先月までの私だったら、
多分一口も手をつけてなかったと思う。

半分平らげた。山盛りご飯。
だいぶ成長したなと、自分に拍手できた今日は、
昨日よりも一歩前に進めた気がする。



田んぼをみながら食べたカボチャご飯
目の前を通る牛
田んぼまでの道がすごかった

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