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思い出したコーチング

車酔いしない私でも車に酔いそうになるような
ガタガタ道を走ってつく人口3万人の場所。
ここにきて、早くも4日目。

今だに、水道からの水は1ミリも出ない。
むしろ、出る気配もない。
もう、期待はしないことにした。

3日ぶりに髪と身体を洗った昨日。
鍋でお湯を沸かして、バケツに移して、
冷めるのを待って髪と身体を洗った。

髪の毛に水を使いすぎて、
身体を洗う水がなくなりそうでヒヤヒヤした。
アフリカといえども夜は肌寒いから、
水は勘弁😅

スッキリしたからか、ここ最近で1番よく眠れた。

そんな快眠をして目覚めた今日。
配属先の市役所への初出勤。

みんなに、初めまして。をして、
どこどこの誰々と、紹介されたけど、
現地語はほとんど聞き取れず、
ほぼ分からなかった。

午前中は、一緒に活動するパートナーに、
少しだけ街を歩いて紹介してもらった。

お昼は2時間ある。

午後は2時から4時まで。
2時間、ひたすら椅子に座って時間が
すぎるのを待った。

市役所の新人職員の気分だった。

私がやるのは、決して市役所の仕事ではない。
そこがまた難しいところだ。
ただ座って、パートナーが仕事するのを見てる。

たまに話しかけられるけど、
全く聞き取れないから、
意思の疎通ができない。

言葉の壁をすごく感じた。

まだ1日目だけど、自分の想像とは違くて、
伝えたいことも伝わらない、
そんな環境に逃げ出しそうになった。

私が別に来なくてもよかったんじゃないかってさえ思った。
この街の人は、みんな、割と笑顔も多くて、
楽しそうに見える。
子供達も、学校に通って服も着て、
楽しそうに遊んでいる。

言葉も通じない外国人が急に来たところで、
何かできることはあるのだろうか。

そんな事を座りながら考えた2時間だった。

そんな時に、ふと、コーチングを思い出した。

行動して観察して、
自分で動かなければそこには何も生まれない。

ここで今まで生活してきた人たちに、
急に来た私が何か変えようとしてもそれは難しい。
ただ、私自身が価値となって、
それを見た人が1人でもついてきてくれたら
それでいい。

まずは動いてみて、
今はマイナスの置物状態の私の価値が、
帰る頃には1になっていれば、
それはもう来た甲斐があったと言えるかもしれない。

そう、何も求められてない。
それでいいんだ。

とりあえず、今できることは、現地語の勉強。

頑張るとするか!

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