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「旅は道連れ、世は情け」ちょっと買い

 年末、12月も中旬になってから、社会福祉法人に出向している方が、久方ぶりに職場にやって来ました。

 大変、お世話になった方で、夜の飲み会なども月1回ペースで、他のメンバーとともに、行っていたような方です。

 社会福祉法人ということで、障害のある方が入所し、そのリハビリを行うセンターの総務部門を取り仕切っているのです。

 その方は、笑顔がとても優しい方で、女性にも優しく、かなり人気のある方でしたので、出向先でも、頑張っておられるようでした。

 その方が、障害のある方が製作された小物類を持参して、励みになるからと、買って欲しいとの来訪・依頼でした。

 何、すごい値段ではありません。200円~800円ほどの小さな小物類です。
 ※ポチ袋、小物入れ、弁当袋や小さなバック類などでした。

 私は、ちょうど正月に、家族にお年玉を渡すのに必要なポチ袋を買おうと思っていた矢先でしたので、少額ですが、まさに必要品として、ポチ袋を購入しました。

 私は、自分だけの少額の購入では、センターの入所者の方も張り合いがないだろうと思い、よく知っている周りの職場のメンバー一人一人に声をかけて、「●●さんが持って来た小物類だけどさぁ、なかなかいいデザインだから、良かったら、ちょっと買わないかい?」と促しました。

 何人もの方が、趣旨に賛同してくれて、購入していただきました。

 私が思うには、こういう時って、自分がまず購入するのはもちろんですが、簡単に声をかけて、人を集めてくるのも大切だと思うんですよね。

 「旅は道連れ、世は情け」ではないですが、人間って存在は、助けたり、助けられたりして、初めてその社会が成り立つものだと思うんですよね。

●「旅は道連れ、世は情け」の意味
 旅は道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切である。


 だって、飲み会の時は、その方に、結構、ごちそうになりましたもの。人生はお互い様だと思いますよ(^^)/。

 果たして、その方は、持参した小物類の多くを売ることができ、「入所者も喜んでくれると思います。」と帰って行きました。

 年末、あらかじめ、ポチ袋に入れる1万円札を銀行に行って用意して、お札をきちんと折りたたみ、ポチ袋に入れて、机の中にしまっておきました。

 ちなみに、年末の時期になると、ATMから出てくるお札は、新札になることが、これまでは多かったのですが、現金の流通にはコストがかかる時代の背景からなのか、旧札しか出てきませんでした。

 ポチ袋は、色違いが2枚、「ありがとう」の文字がスタンプで押されており、それぞれに、花の模様の色紙が貼られていました。

 うち1枚は、花の中心部に、小さな白いビーズが付されています(これはささやかなチャーム・ポイントなんでしょう。)。

 私の家族は、専業主婦の奥さんと大学生の長男の3人家族ですが、奥さんが大人であるのはもちろんですし、大学生も成人です。

 でも、私は、その2人に、毎年、正月に「お年玉」を渡しています。

 私は、プレゼントというのが、余り好きでないタチで(好みでないものをもらってもそれほどうれしくない…。)、自分だったら、万能であるお金をもらいたいと思うので、私は家族に、お金をポチッと渡しています。

 2人とも、ムニョムニョ言って受け取りましたが、多少は喜んでいるのでしょうかね。

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