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映画『すずめの戸締まり』を見て来ました!

 2022年11月11日、新海誠監督の新作品、『すずめの戸締まり』が公開されました。

 前作『天気の子』から3年余り、待望の新作です。

 私は、本日、11月15日、都内のシネマ・コンプレックスで、見てまいりました。

 わざわざ、午後のみ、休みをもらい、見に行くという小技(荒技?)を使いました。
 ※仕事が忙しく、一日、休みをいただくのは、自分の首を絞めるのが明らかでしたので、午後半休とさせていただきました。

 そのシネマ・コンプレックスでは、スクリーンが9つあるのですが、そのうち、6スクリーンを使い、なおかつ、本日は、一日に18回、この映画を上映するという力の入れようで、大変な人気があることを物語っています。

 前々作『君の名は。』、前作『天気の子』がとんでもなくヒットしていますので、最新作『すずめの戸締まり』への期待の高まりにはものすごいものがあったように思います。

 私は、アニメ・マニアではありません(大学時代の入部したサークルは、「東京大学漫画愛読会」ではありましたが、卒業後は、ほぼ漫画から足を洗っています。)。

 ので、まっとうなこの映画に対する評価はできないのですが、何だか見たことがない世界を見て、身震いするような感覚でした。

 最大の勇気ある判断は、固有名詞は用いていないものの、東日本大震災など日本各地に頻繁に起こる地震を題材にしていて、かつ、メジャーな作品であるという点です。

 普通であれば、深刻になるかもしれない内容を、一級のエンターテイメント作品にしているということは、大変素晴らしいなと思います。

 また、この作品は、九州から始まって、東北までに至るロード・ムービーの体をなしています。

 新海監督によれば、日本各地を回ることにより、いわゆる聖地巡礼的な地域が増えるという欲張りな面があると言っています。

 タイトルの“すずめ”とは、主人公のヒロイン、岩戸鈴芽いわとすずめの名前から来ています。

 ヒロインと旅をする青年役は、宗像草太むなかたそうたですが、普通の格好をしていません。

 通常、想定できないものに身を変えさせられて、ヒロインと旅をします。

 この通常、想定できないものは、実は、ストーリー上、非常に重要な位置付けのものであったりします。

 旅をする中、それが開くと、災難が引き起こされる“後ろ戸”を、日本各地で、鍵をかけて戸締まりをしていくのですね。
 ※あぁ~、あんまり言えませんが、ちょっとだけよ。

 そのときの二人の決め台詞がなんとも格好いいのですね。

 草太が「お返し申す」と言い、鈴芽が「お返しします」と言うんですが、それが何とも格好いいのです(戦隊ヒーローみたい!)。
 ※ちゃんと劇場で見てくださいね。

 新海監督は、製作発表会見の場で、「劇場に足を運ぶ意味のある作品としたい」と語っていましたから、本当にそんな作品になっていると思います。

 鈴芽の声は、原菜乃華はらなのかであり、1,700人を超える中からオーディションで選ばれたそうですが、選ばれたときは感極まって泣いてしまったようですし、また、草太の声は、松村北斗(SixTONES)です。

 二人とも、名演で、前々作・前作の声の俳優をしのぐ今後の活躍の期待ができますね。

 まぁ、下手な解説より、劇場に行くことですね。損はしないと思いますよ(^^)/~~~。

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