「Copilot(コパイロット)」はイケるよ!
職場のMicrosoftのPCに、最新生成AIである「Copilot」が導入されました。
導入は、8/1(木)からでしたが、8/1(木)・2(金)と外勤でしたので、8/4(日)に、たまたま本屋で、『図解ポケット 最新生成AIで時間短縮! Copilotがよくわかる本 仕事&日常で役立つ活用アイデア満載!』(甲斐雄一郎著・松村雄太監修・秀和システム刊)を見つけ、これは何かの役に立つかもしれないと、購入して、読了しました。
Copilotは日本語に訳すと、「副操縦士」ですが、飛行機の操縦士は“あなた”で、その補佐役が「Copilot」です。
そのため、Copilotを使用する“あなた”は、補佐役である「Copilot」へ適切な指示を与える立場にあるとされています。
つまり、「Copilot」の間違いはあなたの責任であり、「Copilot」の能力を十分に理解した上で、明確かつ適切な指示を与える必要があるとされています。
Copilotは、Microsoft 365などのMicrosoft製品との連携が可能であることから、自社PCにも導入がされたのでしょう。
有名なChatGPTとCopilotは、どちらもOpenAIが開発した大規模言語モデル「GPT」を活用した生成AIです。
GPTもバージョンがどんどん進化しており、現在のCopilotが使用するGPTは、GPT-4であり、そのパラメータは推定1.5兆と言われ、ChatGPTが誕生した当時のGPT-3.5の3,350億を大幅に上回っています。
※パラメータ…モデルが学習する際の調整可能な変数のことで、その数に比例し、より複雑で高度な処理が可能となります。
Copilotに指示する際は、部下や同僚に仕事を依頼するときと同様で、具体的でわかりやすい文章を入力することが求められます。
これを「プロンプト」と言いますが、理想的なプロンプトは、誰が読んでも同じ解釈になるような文章であり、曖昧な表現や不明確な指示は避け、シンプルかつ具体的に書くことが必要です。
つまり、5W1Hを意識した明確な指示を与えることで、Copilotは求めるレベルに近いアウトプットを生成することができます。
※5W1H…ビジネスにおける基本的なコミュニケーションフレームワークであり、いつ(When)、どこで(Where)、誰が(Who)、何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)という要素を押さえることで、相手に過不足のない情報を伝えるためのフレームワーク(課題解決等に役立つ思考の枠組みのこと)です。
で、私も、いくつか試して使ってみましたが、調べ物には、こんなに便利なものはないという印象でした。「イケるぜ!」
①アイデア出し
・「●●対策ツール」としてお客様に提供する資材を作るのに、必要な構成要素は何か?
⇒当部署で作成した資材と同様の要素が盛り込まれたネタが提供されました。ということは、当部署がウンウン言って考えたネタの構成が、数秒で提供されるということです。アイデア出しには持って来いですね。
②調べ物
・健康保険の被保険者証の提供と使用期限はいつまで?
・令和7年における所得税の確定申告の法定申告期限はいつまで?
⇒聞き方によりますが、正確な情報を参照文献も提示しつつ、提示してくれます。参照文献の提示は裏を取るのに役立ちますね。
③文章の校正
・自社の広報誌に掲載する文書の校正を依頼
⇒ファイルを添付して指示したのですが、指示がマズかったのかもしれません。単なる要約になってしまいました。人間の力による校正は、ときどき見落としがあるものですが、これはより力を発揮する可能性があります。
可能性は文字どおり、人知を超える果てしないものでしょう。これからの時代は、AIを上手く活用できないと、適切な仕事がスピーディーに回らなくなるのではないでしょうか。
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