映画『SPY×FAMILY CODE:White』鑑賞☆
昨晩までのお腹の調子がまずまず戻ったので、朝、早起きして、noteに1本掲載した後、近場の映画館に、大変話題の映画『SPY×FAMILY CODE:White』を観に行きました。
官公庁の店じまいが、昨日の12/28(木)であり、今日が世の中が休みになる日ですので、映画館も混むことが予測されました。
そのため、朝一番の開演8:25の講演時間に行ってみました。
映画館につながるエスカレーターには、結構長い列ができており、コロナ禍も明けて、本格的に映画に客が戻り始めているんだなと感じました。
映画コメンテーターであるLiLiCo(リリコ)姉やんが、従来の映画公開本数が800本くらいだったものが、今年は1,000本くらいに増えていると言っていましたので、映画公開が増えるとともに、観客も増えている状況にあるのでしょう。
この年末は、コロナ禍明け後、初の年末であり、今までの憂さを晴らすべく、子どもたちと観に来ている家族連れが多かったように思います。
※特に、お父さんと来ている人が多かったように見受けられました。
知らない人のために申しあげますと(実は、私も原作を連載やテレビアニメで観たことがないんですが…)、『少年ジャンプ+』で連載され、テレビアニメが大ヒットして、この劇場版につながったという遠藤達哉作の『SPY×FAMILY』というスパイコメディです。
父:ロイドは、スパイ(コードネーム:黄昏)、母:ヨルは、殺し屋(コードネーム:いばら姫)、娘:アーニャは、超能力者、飼い犬:ボンドは、未来予知犬という、作られた“仮初め”の家族が、家族旅行の中、起こる東西の国の紛争になりかねない危機を、救うのですね。
父のロイドは、日頃は精神科医となっており、スパイの場面では、潜入・情報処理・戦闘など様々なシーンで能力を発揮しますが、中でも、スゴいのは、「変装技術」の高さです。
トム・クルーズの『ミッション・インポッシブル』を想起させる内容になっています(これって、いわゆるスパイものの“定番”なのかな?)。
母のロイドは、日頃は世間に溶け込むため、市役所職員ですが、凄腕の殺し屋なんです。
娘のアーニャは、孤児院に預けられていたところをロイドに引き取られ、フォージャー家の一員として、人や動物の心が読めるという超能力を遺憾なく発揮します。
一家の一員である飼い犬のボンドは、未来予知犬で、その予知した内容をアーニャが読み取り、行動に出るという優れた先回り能力を発揮します。
父・母・娘・犬の家族旅行は、かなりほんわかしたムードで始まりますが、これはこの作品の持ち味なんでしょうね。
娘のアーニャが興味本位から、あるものを食べてしまい、それが大騒動の発端となり、それが結末としては、東西の紛争に発展する事態を回避させるという劇場版らしい大きなストーリーになっています。
戦闘シーンは、確かに見応えがあるのですが、娘が、敵組織に捕らえられ、ある“モノ”を出すことを要求されるのですが、それを出したら、殺されてしまうので、もだえ苦しむのですね。そこで、アーニャの妄想の中に、出てくるのが、「○○○の神様」です。
単なる戦闘シーンばかりではなく、このようなほっこりする場面が、時折、織り込まれているのが、非常に印象的でした。おそらく、この作品が支持されているのは、完璧な一家とだけでは捉えられない、このような“おマヌ”なシーンなんだろうと感じました。
今年、映画館で観た映画は16本目ですが、ハズレが少なかったような気がします。日本の映画産業よ、このまま、行っちゃえ!!