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「余計なお世話」が大切だと思っている人

 私は、末期ガンの母と病室が一緒だったおばさん(骨折で入院)に、「毎日、見舞いに来るいい子だねぇ。」と認められ、そのおばさんが、当時、年配女性の小遣い稼ぎの趣味の一つであった「お見合いおばさん」であったことから、母亡き後、そのおばさんの紹介で、今の奥さんと見合い結婚しているのです。
 ※マジで、どこに縁が転がっているかわかりません。その証明のような事例です。

 私は、自分の結婚後、そのおばさんを友人に紹介し、縁談が二組成立しました。
 ※まぁ、私と似たような恋愛ベタの男性でしたが、「下手の鉄砲も数打ちゃ当たる」で、話がまとまりました。

 私は、「自分が、自分が…」というような前に出るタイプではなく、逆に、「縁の下の力持ち」というか、周りがうまくいくように世話をするのが結構嫌いじゃないんです。

 ですので、私は、政治家なんて、全くなれるタイプじゃありません。私には、あのような「刑務所の塀の上を(あっち側に落ちないように)“平然と”歩いている」タイプの存在そのものが信じられません。

 ということで、今日も簡単な世話を焼きました。何、大した手間ではありませんが、あまりやられていないことと思われますね。

 以前いた課の後輩に当たる女性総合職が、転勤先から、本社より少し離れたシステム部門に戻ってくる人事異動の発令がなされたんですね。

 私も、転勤したことがあるからわかるのですが、異動するときというのは、自信満々なんてことの方が少なく、大なり小なり不安なんです。そこで、彼女の3年前の転勤の際に、その転勤先に行っていたことのある大学の後輩(男性)を紹介し、転勤先の情報を(表も裏も)連携してもらったのです。

 で、彼女が戻ってくるタイミングで、入れ替わりで、私の部署からこれまた別の女性総合職が転勤して行くこととなったので、その女性総合職に、彼女を紹介してあげて、転勤先の情報を(これまた表も裏も)連携してもらうようお願いしたのです。

 そしたら、先週の金曜日、転勤で戻って来る内示の後のタイミングですが、彼女がシステム部門に配属されることが判明しました。

 これまた、余計なお世話なんですが、そのシステム部門には、私が元いた課の女性総合職と大学の後輩の女性総合職がいたので、戻って来る彼女を“To”で、別の2人を“cc”にして、戻って来る彼女をよろしく、とメールを発信してあげたのです。

 実は、私は、元いた課のメンバーを(転勤先から呼んでくることも含めて)集めて、食事会などを、何度か開催していたこともあり、こういうお願いは、充分聞いてもらえる間柄になっているのです。

 果たして、別の2人からは、新年度になったら、その転勤先から戻ってくる女性総合職と、(右も左もわからぬ)システム部門の地で、ランチしましょうとメールの返しがありました(ちなみに、少しばかり遠隔地にあるので、私自身はランチには参加できません。)。

 そして、その3人には、私は、次のようにメールで付言したのです。

 「システム部門って、今、一番将来性のある職務だと思いますよ。
 うちの子どもが、この度、大学を卒業して就職するのですが、あんまりコンピューターが好きそうだったから、『それならSE(システム・エンジニア)になればいいのではないか』と伝えたところ、本当に、SEとして、就職することになりました。
 SEとして、スキルを磨けば、①そのまま残って、出世して稼ぐ、②高い年収で転職する、③はたまた、一発狙って起業し、うまく行ったら、会社を転売するなんて、選択肢もできるから、今、一番いいんじゃないの。ただし、立場上、転職は推奨しませんが…。」

 「余計なお世話」だなぁと思いつつ、若い人の将来を考えると、オジサンなりのかっこ付けた“善導”なんです。でもね、こういう小さな世話焼きが、今珍しくなっている分、却って大切になっているような気がしますね。

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