求められるITリテラシーの向上
この記事は「労務 Advent Calendar 2020」の6日目の記事となります。
労務周りの相談ができるオンラインコミュニティがありますので、最後にご紹介させて頂きます。
自己紹介
2020年は7月に転職をし、情シス・コーポレートエンジニアがメインとなりました。以前は、情シスと人事を兼務したり、バックオフィスの業務改善を担当しておりました。
社外活動としては、「情シスSlack」と呼ばれる、情シス・コーポレートエンジニアのコミュニティを運営しています。<自己紹介記事はこちら>
変化する働き方
「リモートワーク」「副業」などが増えた一年になりましたね。
現在の生活環境の変化により、これらが当たり前の事となり、以前の雇用のあり方には戻る事は少ないと予想しています。
新しい働き方に慣れた人材は、「オフィスに集まる」「時間に縛られる」「副業ができない」などの働き方にはもう戻れない身体になっているかもしれません。(自分がそうです)
(*波の上、砂浜などは情シスが発狂しますので控えましょう)
今後、より優秀な人材を確保するためには、時代の流れ、変化に対応していかなければなりません。
働き方に応じた環境の整備
・自由な場所で働きたい(都心を離れて田舎暮らしで)
・自分の用意した最高のPCで仕事をしたい(個人の端末の利用)
・自由な時間で働きたい(子供の送り迎えや、介護等)
人事労務担当者は、このような要望に対応しめていたかと思われますが、今年はこの環境整備への対応が増加したのではないでしょうか。
「自由」を手に入れていくために
「責任」を各自が自覚し
「リスク対策」を会社は実施する
この「責任」や「リスク対策」の部分に、ITリテラシーも関係してくるのではないかと考えています。
求められるITリテラシーの変化
ITリテラシーというと、ひと昔まえまでは
・PCの操作に詳しい(ショートカットキー大好き!)
・エクセルがめちゃくちゃできる!(VLOOKUP最強!!!)
みたいなイメージだったのでは無いでしょうか。
働き方が変わるにつれ、場所を問わず、利用デバイスもさまざまで、遠隔地にいる人と働くため、人事・労務関係の手続きもオンラインが主流。
セキュリティに対する知識や、各種ツール(SaaS等)を使うための情報検索の知識、遠隔地で共同作業するためのツール、オンラインコミュニケーションのやり方など、求められる知識が増えてきていると思います。
そして、これらは働く人全てに求められるITリテラシーに含まれているのでは無いでしょうか。
ITリテラシーとは
「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」が、ITリテラシースタンダード / IT Literacy Standard(ITLS)という形で、定義と必要な知識を整理し、発表しています。
ITリテラシースタンダード IT Literacy Standard(ITLS)<初版>「ITLSの概要」2018年12月28日(PDFヘリンクしています)
・ITリテラシー
・ITの動向
・ビジネスの改善・刷新
・リスク対応
・ITへの投資
(ITLSより引用)
IT動向の理解、自分たちが利用するツールや、業務の効率化、新しいリスクへの理解、ITの活用など、少し前まではエンジニア等のIT人材に頼っていたものが、環境の変化により、全ての人のテクニカルスキルとして求められる時代が、既にきていると実感します。
コーポレート業務に関わる人材のこれからのスキル
タイトルは労務のアドベントカレンダーのため、コーポレート業務に関わるとしましたが、実際には、ITを利用して働く人々に求められるスキルは、業務で必要となるスキルと、その活用としてのITリテラシーが求められ、会社はこのような人材育成への投資が求められているのだなと思います。
みなさんは、ITリテラシー向上の勉強時間を確保する事ができていますか?
最後に
変化の早い時代、自分一人で学ぶには限界があります。
労務担当者のオンラインコミュニティ「TERAKOYA」を利用したり、自分が運営している「情シスSlack」でもバックオフィスまわりのチャンネルが存在します。
また、ツイッター界隈では該当の悩みを呟くと、何かしら答えてくれる優しい人たちも溢れています。
社外との繋がりを増やし、自ら情報を得にいくことも、また必要になってきている時代なのかなと。
もしお困りでしたら、「なーねこ」にも気軽にDMいただいても結構です。
ご相談にのらせて頂きます。
参考
労務をもっとオープンで民主的に
労務担当者のためのオンラインコミュニティ
TERAKOYA
人事に関わっていた関係で、参加させていただいております。
情シスSlack(【corp-engr】コーポレートエンジニア x 情シス)
情シスやコーポレートエンジニア、またはコーポレートIT周りに関わる方々のコミュニティを運営しております。
バックオフィス関係のチャンネルもありますので、この機会にぜひ覗きにきてください!
いただいた「サポート」は、情シスSlackの運営や、その他派生した各種イベントの準備等に使わせて頂きます!! (๑˃̵ᴗ˂̵)و