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【読書記録】ご機嫌な習慣

わたしが初めて読んだ松浦弥太郎さんの本は、今回ご紹介する『ご機嫌な習慣』でした。


出会ったのは古本屋さん。一目見て、気軽に読めそうだけどたくさんの気づきがありそう!とピンときたので手に取りました。


松浦さんの難しくないけどラフすぎないちょうど良い文章と、身近なテーマに対する新たな発見の連続で、読んでいてワクワクし、他の本も読んでみたい!と思いました。

今日は、そう思えるきっかけとなったこの本の記録をまとめていきます。



「失敗」と「間違い」のちがい

『失敗について考える』という項目で読んだ内容が、目からウロコでした。

・失敗とは無意識のものであり、悪意はなく、防ぎようがないこと。間違いは、意識的なものであり、悪意はなくとも防ぐことは可能であったこと。

・失敗には、希望や将来が感じられるが、間違いには、自分自身を省みる意識を強く要する。

・失敗と間違いを見極めて、次に何をするべきか、何を考えるべきなのか、何を正すべきなのかを知ることが大切。

『ご機嫌な習慣』より

わたしはなんとなくですが「失敗」と「間違い」は同じようなものだと思っていました。

しかし松浦さんは、これらは、意識的そしてその先の行動に伴う気持ちにちがいがあるのだと教えてくれます。

生活をしていくうえで、何か「やってしまった」と思うようなことがあったとき、それが「失敗」だったのか「間違い」だったのかを判断し、その後の行動をどうするのかを考えることが、自分の成長につながっていくのかもしれません。


料理の心構え

わたしは料理が苦手です。嫌いではないのですが、できればやりたくないと思っていました。


松浦さんは「料理が僕を変えた」と言うくらい、料理に対して肯定的な見方をされています。

それがわたしにとって深い学びとなりました。

・健康、意思決定、対応力、観察力、ものを選ぶちからなど、たくさんの知恵と工夫が料理という学びによって、しあわせを生む小さな種となる。

・料理をすればするほど、自分が成長し、すてきになっていく。

・料理は作業ではなく心の働き。

『ご機嫌な習慣』より

この考え方に出会ったとき、料理をする心構えが前向きに変わりました。

料理をするのは、家族のためでもありますが、自分のためでもある。

そこにかけた時間と労力は決してムダではなく、わたしの中に幸せの種として蒔かれているのだと考えると、もっと料理をしたい!色んなものを作ってみたい!と思えるようになりました。


真似したいこと

松浦さんの習慣のなかで、ぜひ真似したいと思うことがあります。

一枚の紙に、自分が大切にしたいこと、こうありたいと思うこと、学びたいこと、注意したいことなど、それまでの自分が気づいたささやかな知恵を箇条書きのメモにして、何かを新しく始めようとしている自分にプレゼンする。

『ご機嫌な習慣」より

これは、自分を守るメモなんだそうです。

4月から新しい挑戦を控えているわたしにはピッタリの習慣かもしれないと感じました。

わたしだけでなく、この春から新生活がスタートする方はたくさんいらっしゃると思います。

少しでも不安を感じることがあったなら、この自分を守るためのメモを作って、心の支えとしてみるのも良いかもしれませんね。

いつもご機嫌でいたい!

自分がご機嫌でいると、周りも良い気持ちになります。逆に、不機嫌でいると、雰囲気が悪くなってしまいます。

機嫌というものは、自分と周りに良くも悪くも影響してしまいます。

心地よい雰囲気で楽しく過ごしたいので、なるべくいつもご機嫌でありたいです。

自分の機嫌は自分で取れます。苦手なことや不安に対する捉え方を少し変えることで、ご機嫌な習慣が増えていくのかもしれません。

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