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偽りの家族から感じる大切なこと

 こんにちは、なつめです。

 先日『劇場版 SPY×FAMILY CODE:White』を観てきました。

 私がアニメ『SPY×FAMILY』を観たきっかけは、推しさんが主人公ロイド・フォージャーの声を担当しているからでした。原作もアニメも最高に面白くて、今ではONE PIECEの次に好きなアニメと言っても良いくらいにハマっている作品です。

 そのアニメの劇場版。完全新作ストーリー。スケールの大きさが通常アニメと全然違かった!アクションシーンが大迫力で、もしお家で観ていたら「うぉー!!」と叫んでいたと思う。


 SPY×FAMILYの設定は、スパイであるロイド(ちち)、殺し屋であるヨル(はは)、心が読める超能力者アーニャ(こ)、未来予知犬のボンド(ペット)という偽りの家族。
 ロイドのある任務のために、そしてヨルの正体を隠すために、この家族が作られたわけですが、お互いの素性は全く知らないままで生活しています。

 この作品は、スパイや殺し屋と言ったシリアスでダークな職業を扱ってはいるものの、コメディ要素があって、個性的なキャラクターが多いのが魅力。そんな中でも家族の絆が感じられる温かいシーンもあり、面白いのに泣きそうになるときもあります。
 今回の劇場版でもそんな魅力をたっぷり味わえました。

 ロイドはスパイの任務が第一優先ですが、ロイドにとって未知の生物・子供であるアーニャに翻弄されまくりの日々。家族であるために、父親として真面目に努めようとする姿が素敵なんです。

 ヨルはおっちょこちょいだったり早とちりが多い天然さんなところもあるけれど、アーニャに危険が迫ったら迷わず助けるし、アーニャの気持ちに寄り添うことができる優しい母。妻としても懸命に健気に頑張ろうとする姿はキュンときてしまいます。

 アーニャはワクワクが止まらないザ・子供だけど、ちちとはは、ボンドが大好きで、ずっと家族でいたいと思っている。心を読んでちちの任務を知っているから、アーニャなりに、学校で良い成績を取ることや友達と仲良くすることに励んでいて、微笑ましいです。

 ボンドは、アーニャの相棒でもあり親友でもあり家族でもあり。アニメでは2人が喧嘩してたシーンもあったけど、ずっと仲良しで見ていて癒されます。
 ボンドの未来予知をアーニャが読み取って、ピンチを救おうとするなんて場面もあり、とても良いコンビです。


 今回の劇場版の見どころの一つであるアクションシーンは圧巻でした。

 ロイドとヨル、それぞれ別の場所でお互いの状況を知らないまま敵と戦っているのですが、一方は狭い操縦室で銃を撃ち合い、一方は炎の中で動き回り、この二つのアクションをたっぷり観られるのは映画ならではかなぁと思いました。
 テレビアニメでもアクションシーンは今までたくさんありましたが、やはり迫力が違います。
 そして、ヨルさんのトドメの刺し方が最高なんです。ネタバレしないように言いますが、そこでそれを使うのね!?という展開で、私は密かに興奮しておりました。


 クライマックスのちちとはは、アーニャの3人のシーンも良かったです。アーニャの顔は最高に面白かったけど、観ているこちらもつい力んでしまうというか、見入ってしまうシーンでした。

偽りであっても家族であり続けるために、互いを思いやり、助け合い、気持ちを伝え合う。それは本当の家族同士にも大切なこと。

 SPY×FAMILYを観ていると、ただ面白いだけでなく、そんな当たり前で大切なことにも気づかされます。


 アーニャのキュートでおバカで面白い姿もたくさん見られますし、子どもが好きそうな〇〇〇の神様も出てきてカオスなシーンもありました。笑

 家族でぜひ観てほしい作品でした。

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