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【読書記録】あまからカルテット

最近、図書館で借りる本は、だいたい柚木麻子さんの本です。

柚木先生の作品を読めば読むほどハマっていきます。


今回借りてきた『あまからカルテット』も、女子たちの友情もの。

友情とか仲間とかの物語に弱い私です。

私自身に信頼できる友人が少ないから、そういうのに飢えているのでしょうか、、、。笑


この物語では、友人のために、いつでも力を合わせて友人の問題を解決しようと奮闘するたくましい4人の姿が描かれています。

5つの話から構成される一冊で、全てのタイトルに食べ物の名前がつけられています。

恋する稲荷寿司、はにかむ甘食、胸さわぎのハイボール、てんてこ舞いのラー油、おせちでカルテット

なんだか美味しそうだし、可愛らしい感じもしますよね。


「胸さわぎのハイボール」は切ない結末だったけど、満里子の決断がかっこよく、胸を打たれました。

「おせちでカルテット」でも満里子の性格の良さが出る場面が描かれていて、とても好感が持てました。(満里子推し)


満里子が言っていたこの言葉も、なるほど〜となりました。

「自分のことばっか考えてると、にっちもさっちも行かなくなっちゃうよ。そういう時はね、誰かの力になることをするのが一番だよ。」

p.80



ハラハラな場面もありつつ最終的にはほっこり、ジーンと心が温まる一冊で、お気に入りがまた一個増えました。

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