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欲をかいていきたい

繰り返し読む本がいくつかある。

USJの再建などで著名な森岡毅氏の著書もそのうちの一つだ。今も読み返している。


リーダーシップに関する本で、いかにリーダーシップが大切でどうやって身に着けるかをかなり熱く書かれている。

森岡さんの本は、ご本人の熱量がそのまま伝わってくるような書きぶりなので、メンタルが疲れ気味の時とかに読むと更に調子が悪くなる。今はそこそこ元気なので読んでも大丈夫な時期にあたる。

リーダーシップとはそもそも何か、というと定義は色々あると思うが、僕は良くも悪くも人に影響を及ぼすこと、と捉えている。

残念ながら僕は人に影響を及ぼすのがあまり好きではない。僕の意見を鵜吞みにされるのは嫌だし、誰かに指示を出すのもあまり好きではないので、いつもかなり申し訳なさそうに、やってもらう理由を伝えながらお願いしている。

そんな僕だからこそ、この本を買ったといってもいいと思う。逆にリーダーシップに自信がある人はこの表紙の本は読まないだろう。

正直なところ、書かれている内容を全て実践することはできない(これはどんな本を読んでもそうだと思うが)。

ただ、この部分は頭に入れて仕事したり、生活したいな、と思う箇所はいくつもある。下記に示すが、リーダーシップとはあまり関係のない部分なのが自分らしい。

・結果の差は経験の差(したがってリーダーシップも経験的に身につく)
・経験したもの勝ちなのが今の日本のルール
・ほしいものは積極的にとりに行く、その時に欲にブレーキをかける回路を持っていることを自覚する
・気にしなくていいものを気にするクセを自覚する
・自分は痛がりさんであることを自覚する

誰もが人を動かせる、あなたの人生を変えるリーダーシップ革命より抜粋

本の中で強調されているのは、日本人は文化的な気質によってなるべく目立たないようにするのがよいというところがあって、それが日本人のリーダーシップが育たない大きな原因である、ということ。

自分にはやりたいけど、失敗したら恥ずかしいな、とか嫌だなとか考えてしまうところがある。

誰の目を気にしているのか?(具体的にはいない)
その目は本当に気にしなくてはいけないものなのか?(しなくていい)
失敗した時のリスクはそんなに大きいのか?(死にはしないし、失職すらしない)

そう、やらない理由なんて、自分が痛がりさんなだけなのだ。

今年は欲にブレーキをかけずにやっていきたいと思う。

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