「飛び恥」なる言葉

最近、どの会社でもSGDs関連のことをやっていると思います。
僕の勤める会社もご多分に漏れず、10年以上前からやっていましたが、最近またその流れが強くなってきました。

ということもあり、最近、環境に関するテレビ番組がやっているとなるべく見るようにしています。

昨日、NHKのクローズアップ現代でやっていたのはSAF(持続可能な原料からできている飛行機の燃料)に関する特集でした。

最近、各国・各社がSAFを作る努力を進めていますよー(超ざっくり)、という内容でしたが、驚いたのは冒頭に紹介されたドイツの街角インタビューでした。

街行くドイツ人に飛行機についてどう思うか?と聞くと

飛行機=環境に悪い
=飛行機に乗るのは恥ずかしいこと(飛び恥、flight shame)

と答える人が結構多いそうです。

ドイツ人の間では飛行機での移動を避けるのが当たり前になりつつあるそうで、飛行機で1時間のところでもわざわざ寝台列車にのって10時間くらいかけていくこともあるとか。

しかも寝台列車の方が値段は高いらしい。
(ちなみに排出されるCO2量は列車の方が断然少ないとか)

値段が高くてしかも遅い…、自分には何のメリットもないのにそれでも列車に乗っていくとは…。

番組によると極端な人の例ではないそうです。

僕も仕事で環境に関することを調べたことがあり、環境に関する教育を受けている10代の子たちの方が大人よりも環境への問題意識は高いというアンケート結果を見たことがあるので、今じゃなくて、10年後くらいには日本でもちょっと高くても環境に良い製品が主流になるのかなー、なんて思っていますが、10年後に日本の消費者の意識がドイツと同じレベルになるとはちょっと思えません。

文化の違いとかがあるのだろうか…。

とにかく驚きました。ドイツ人の環境意識はやばい。

“SAF”利用が進む環境先進国ドイツ 市民の環境意識は - NHK みんなでプラス

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