自分の敵は自分

自分の敵は自分だ

全くその通りだと思う。
自分がどれだけアプデしても
自分がどれだけ型落ちしても
その善し悪しの基準は自分である。

しかも皆自分を判断する時には高く見積る
所謂「理想」と呼ばれるやつだ。
今回は理想と現実なんて
皆が1番嫌いなものに着いてのお話です。

リアリティ・ギャップ

「リアリティ・ギャップ」

この言葉を見聞きしたことがあるだろうか
社会人の皆様は新入社員の頃に
よく言われたのではないかと思います
リアリティ・ギャップとは、
簡単に言えば
自分の中の理想通りにいかない現実に
苦しみ悩むことだと言われています。

「出来ない自分」「こんなはずではなかった」
「思っていたのと違う」etc…

これらがリアリティ・ギャップになります。
リアリティ・ギャップに直面するのは当然の事
でもその完璧な対処までは誰も教えてくれない

去年の4月。僕も無事にとある医療機関への就職を果たした訳ですが、最初のオリエンテーションでこのリアリティ・ギャップの説明を聞く事になりました。

「皆さんは必ず出来ない自分が嫌になります」

そんなこと丁寧に教えられたくは無かった。
出来ない自分?
そんなのとっくのとうに出会ってる。
毎日出来ないことだらけで生きている僕に
更に出来ない自分と向き合えと言う。
社会人ってそんなものなんだなと思っていた。

いざ働いて3ヶ月経つ頃。
オリエンテーションで言われた事が
よーく分かった。

嫌になったし辞めたくなったし消えたくなった

どうしても自分には出来なくて、
でも出来ないことを言い訳にはしたくなくて
だけど何回言われてもよく分からなくて
できることだけでもやろうと思えば空回り…

この世で1番自分が無能な人間に思えた。
自分はこんなにも無能な人間だったのだと
痛いほど分からされた。

出来ていると褒められても
その言葉を素直に受け止められずに
それ以外の出来ないことばかりを考える。

一日中自分に対して言われた指摘が
ぐるぐると頭の中を飛び回っていて
勤務が終わって車の中で泣き叫ぶ毎日。
はっきり言っておかしくなりそうだった。

結論から言うとおかしくなった。
体のあちこちに不調が出た。
胃に穴が開く寸前までいったし
発作が起きるようにはなったし
幻聴が聴こえるようになって
夜中に目が覚めたり寝つけなかったり
何も無くても涙が出たり…

今は精神科にかかりながら仕事を続けている。
精神科の医師には「許す事を覚えろ」と。

僕が僕を許せる日は、いつか来るだろうか。
僕を好きになれずとも、嫌うだけではない、
そんな日々がいつか来るだろうか。

出来る自分は理想
出来ない自分は現実

そんな考えを持ちすぎて辛い人も多いだろう。
日本人は理想が高く完璧主義者が多いらしい。

もう少し理想を低く見積もって、
最終目標を理想にする前に、
明日1日生きてみることを理想に
今日を終えられたら最高ですね。

内憂外患。

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