見出し画像

「鍼灸×コミュニティ×養生」これからの鍼灸のありかたを考える。

 在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。

新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変化しています。

友だちと自由に会えない、施設の面会制限、地域のあつまりの中止・・・このような「つながり」の分断は、健康に大きく影響するのではないでしょうか?

そんな時代に、「私たち鍼灸師はなにができるのだろうか?」というのが今回のテーマ。

鍼灸院が「地域のコミュニティ」に?

「つながりの分断」で「社会的孤立」は一気に加速しています。そこで「薬ではなく、ひととのつながりを処方する」社会的処方が注目されています。

社会的処方には、「孤立している患者さん」と「地域の活動」をつなげる役割として「リンクワーカー」が必要です。

 リンクワーカーとは、社会的処方をしたい医療者からの依頼をうけて、患者さんに面会し、地域活動とマッチングさせるのが仕事。
社会的処方 Sosial Prescribing より

鍼灸院に通院している患者さんのなかには、「リンクワーカー的存在」のひとがいます。

「鍼灸ってしってる?」「あそこの治療院おすすめよ。」いろんなお友達にクチコミして、情報を拡散してくれるひとのこと。

こんな事例がありました。

ここから先は

1,976字 / 4画像
各分野のプロフェッショナルな在宅鍼灸師10名が中心となって執筆。このライブラリを購読すると、在宅鍼灸の専門領域(フィジカルアセスメント・リスク管理・経絡・中医学・泌尿器・プライマリケア・養生・運動療法・多職種連携・緩和ケア・ご自愛etc)に関する記事を読むことができます。在宅鍼灸師必見の内容となっております。また、これから在宅分野に進んでみたい方にもオススメです。

200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野の…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?