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2020.4

2020年の4月は、自分の日常の中、自分の住んでいる、ごくごく近くを、見つめるような時間だった。

そこにしか居られなくなったことによって見つめてみると、ささやかだけれど、これまでは気がつくことができなかった発見がある。

空が広がる
雲が流れる
風が吹いた
影が揺れる
鳥の鳴いて
空気をすう。

もし、どれか一つでも欠けてしまったら、どんなに淋しいものだろう。

そして、今私が居る場所と違う場所、そこに居てくれている大切な人、もの。
どちらも尊い。
そんなことも考えた4月。

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