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【番外編】厳格な師匠

先日、私を採用担当者へ育ててくださった師匠にお会いしました。師匠からは『ちょくちょくブログ出てくるよね』と、勝手に掲載していることへのご指摘をいただきました(笑)

せっかくなので、印象深い私の師匠についてご案内したいと思います。

師匠との出会いは、2013年暮れのこと
『ゼロから新しい採用の形を作りたい!』と直々にオファーをいただいたのがきっかけです。私は心底嬉しくて、1つ返事で異動をお受けしました。その日から、師匠との業務がスタートしていきましたが、師匠の特徴は何と言っても『厳格』です。

異動した年に、学生募集が集まらずに募集サイトを眺めていたら、『デスクにいても学生は集まらないぞ。さっさと大学へ足を運べ!』と、こっ酷く指導された経験がございます。内心、異動して間もないから許されるだろうと甘い認識を抱いておりましたが、妥協されることは一切ありませんでした。

また、世の中のルールや学生を思う気持ちにも『厳格』です。印象深かったのは2015年、経団連の取り決めによって新卒募集選考時期が8月に推奨された時のことです。このルールは経団連が推奨しているもので、守らなくても何も罰せられることはありません。

正直、同業他社で守っている企業はほとんどありませんでした。ましてや、当社だけルール通りに8月から選考したら、出遅れて学生が集まらないのではないかと強い焦りがあり、当社の募集も前倒しで実施することを懇願しました。しかし、結果はNGでルール通りに8月から選考を実施することに。至らない私は、『募集がうまくいかなくてもいいのかよ!』と不貞腐れていました。

見兼ねた師匠が、考えを丁寧に教えてくださいました。
『世の中がルールを設けるということは、必ず意味があることだ。ましてや、学生にとって一生に一度の新卒募集活動なのだから、後悔しないようにしっかり企業を見てほしいと思う。』

自身の業務成功しか考えてない私と比べて、師匠の言葉は道徳心に溢れていました。真っ直ぐ過ぎるほど学生を思った言葉に感銘を受け、ルール通りに8月からの選考で活動していくことに。驚いたのはその年の新卒募集結果です。不利と思われた状況でしたが、学生を思った活動が功を制し、蓋を開けてみたらかつてない程の応募状況。

この出来事がきっかけに、学生のことを1番に考えた新卒募集活動の重要性に気付くことができました。そして何より、困難な道を選んで新卒募集が成功したことを師匠が認めてくださったことが嬉しかったです。

師匠、好き勝手綴らせていただきましたが、いつも私の成長を期待してくださったことに改めて感謝申し上げます。至らない点が多々ございますが、これかもご指導の程宜しくお願い致します。

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