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春めきメーカーになる!~ナエドコ4期を経験して思うこと

参加したきっかけ?

多分それはテーマが食だったから。結局はそこに行きつくんだと思う。
周りに食に関心を持っている人がいなかったから。

話題のお店やおいしいスイーツ。
トレンドを追いかける人はたくさんいるけど、自分の身体と食に目を向ける人は少ないように思う。

スーパーやコンビニにいけば食べられる。
お金でご飯が買える。

脂肪を減らす
カロリーゼロ
高タンパク

思わず手にとってしまうようなうたい文句の商品は、本当にあなたの身体のためなのか。
大量の情報が飛び交う今も、私は相変わらず玄米生活を続けている。

どうしてかって?
それが自分の健康を維持してくれるから
何よりも自分自身が健康じゃないと何もうまくいかないって気づいたから。

私の人生の最大の後悔

おばあちゃんの死に目にあえなかったこと。

高校3年の秋、私は母親代わりのおばあちゃんを亡くした。
骨肉腫が見つかり、病状はどんどん悪化。
年を越すのは難しいと言われ、覚悟はしていた。
でもまさか死に目にあえないなんて1ミリも思ってなかった。

危篤の連絡があった日、私は学校にいた。
クラスの子は体育の授業でグラウンドにいるのに、私は保健室。
私が保健室にいたばっかりに、連絡が遅くなったのだ。

もう何度悔やんだかわからない。

一足先に病院に到着していた弟は、ばあちゃんが「姉ちゃんは、姉ちゃんは」と何度もうわごとのようにつぶやくのを聞いていた。
でももう私が病院についた時は、茫然とするしかなかった。

もう二度と、ばあちゃんの声を聞くことはできなかったから。

こんなことは二度としたくない!

おばあちゃんの死後、私は鬱気味だった自分の体調と向き合った。

どうして鬱になるのか。
どうして朝起きるのが辛いのか。
どうして体がしんどいのか。

当時の受験や家族、人間関係のストレスも大きかったが、何より私の生活は乱れに乱れていた。

家族に小言を言われるのが嫌で、夜中に勉強やゲームをしては、朝ギリギリに起きる。夜更かしのお供はチョコレートやお菓子をはじめ、ジャンクフード。1袋開ければ、手が止まらなかった。

でも、ある本の題名が私の目にとまる。
まるでおばあちゃんが教えてくれたみたいだった。

これを食べれば医者はいらない
若杉友子さんの本だった。

食べることで病気を治せる?

本に衝撃を受けた私は、食生活に少しずつ玄米や根菜を取り入れた。
大学に入学し、6時からのアルバイトをし始めたことも夜型生活を強制的に終わらせる要因になった。
砂糖は百害あって一利なし
家にあったお菓子は全部弟にあげた。

もちろんすんなり若松ばあちゃんの食生活を受け入れられたわけではない。
最初は玄米に慣れず、何回かお腹も下した。
しかし、次第に普通の便になり、便秘がいつの間にか解消した。今では1日1回以上便がでないと体が変な感じがするほどだ。
また、あれだけ辛かった生理痛が嘘のようになくなり、月に1度の憂鬱もかなり軽減された。

そして、何よりも性格が明るくなった

何かうまくいかないことがあると、すぐに他人や環境のせいに責任転嫁しがちだったことを受け入れられるようになった。
おかげ様で不眠とは疎遠になり、今では布団に入れば5分も経たずに寝てしまう日々を送っている。

自分の身体の機微もいい意味でよく感じ、外食が続くと便秘や胃痛が起こり、食生活のアラームを鳴らす。

経験したからこそ

全ての人に食の大切さをもう少し感じて欲しいと願ってやまない。

時短や効率が重視される今、食事の時間に丁寧に向き合っている人はどれぐらいいるのだろう。

食事は体を作る。
食べ物が体を作っている。

若杉ばあちゃんの食生活をまるっと真似しなさいということではない。
食の大切さに向き合う時間を作ることで、毎日が春めく循環を作っていきたい。

今保育士として働いている中で出会う子どもたちとその家族。
特に忙しい日本の親たち
1人1人がまず自分の生活、食事に目を向けられるように私はそのお手伝いがしたい。

農家と親子をつなぐ体験
農家保育園
農家の人材マッチング
もちよりラウンジ

畑のコミュニティ、ナエドコでいろんなナエの種を蒔いているが、結局私の思いは1人1人が食生活を大切にすることにいきつく。

自分が健康であること。
自分がごきげんだったら、なんでもできる
食から春めく循環を

3か月、ありがとうございました!




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